金澤翔子NY個展&国連スピーチ
2015-01-22 19:07:02
ダウン症の書家・金澤翔子さん、国連本部でスピーチ!NY個展も開催
ダウン症の書家、金澤翔子さんがニューヨークで活躍
2015年3月20日、ニューヨークの国連本部で「世界ダウン症の日」記念会議が開催されました。この会議で、日本のダウン症の書家として知られる金澤翔子さんが代表スピーチを行い、世界中から注目を集めました。
会議のテーマは「チャンスとチョイスをー全ての権利を平等に:家族の役割」。金澤さんは、ダウン症である自身の経験や、書道家としての成功、そして日本の伝統文化である書道の魅力を、このテーマに沿って力強く語りました。
国連スピーチを記念したニューヨーク個展
国連でのスピーチを記念して、3月21日から26日にかけて、ニューヨークの日本クラブ内にある日本ギャラリーで金澤翔子さんの個展が開催されました。
この個展は、金澤さんにとって念願だったニューヨークでの初個展。20歳で初めての個展を開いて以来、約10年間、書道家として精力的に活動してきた金澤さんの集大成ともいえる展覧会となりました。
個展では、力強い屏風作品や、金澤さんならではの独自の表現を取り入れた作品など、新作を含む十数点が展示されました。会場には、金澤さんの書の力強さと繊細さを体感できる作品が並び、来場者からは感嘆の声が多数上がりました。
金澤翔子さんのこれまでの歩み
金澤翔子さんは1985年生まれ。5歳の頃から書を始め、20歳で銀座で初個展を開催しました。その後、鎌倉建長寺や京都建仁寺、奈良東大寺などでも個展を開催し、その活動は国内にとどまりません。2012年にはNHK大河ドラマ「平清盛」の揮毫も担当しました。
これまでに、多くの寺院で奉納の揮毫を行い、国体開会式での揮毫や天皇の御製を揮毫するなど、数々の輝かしい実績を残しています。福島には「金澤翔子美術館」も開設されています。
世界へのメッセージ
金澤さんのニューヨークでのスピーチと個展は、世界に向けて、ダウン症の人々への理解を深める大きな一歩となりました。彼女の活動は、障害の有無に関わらず、誰もが自分の可能性を追求できる社会の実現に貢献するでしょう。
国連でのスピーチ、そしてニューヨークでの個展という、大きな舞台での活躍は、金澤さん自身の努力はもちろん、彼女を支える多くの人々の存在があってこそ実現できたものと言えるでしょう。今後、彼女の活躍から目が離せません。
個展詳細
個展名: 金澤翔子書の世界 ~A Letter for You~
会期: 2015年3月21日(土)~3月26日(木)
会場: 日本クラブ・日本ギャラリー(The Nippon Gallery at THE NIPPON CLUB)
住所: 145 West 57th Street, New York, NY 10019
主催: 特定非営利活動法人 京都文化協会
後援: 在ニューヨーク日本国総領事館、公益財団法人 日本ダウン症協会
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人 京都文化協会
- 住所
- 京都府京都市下京区繁昌町290元成徳中学校3階
- 電話番号
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075-354-8195