映画『西原村』上映
2019-10-18 19:52:16
熊本地震を描いた映画『西原村』、福岡で上映会を実施
2016年4月に発生した熊本地震は、熊本県を中心に甚大な被害をもたらしました。特に熊本県の西原村と益城町では震度7を観測し、多くの人々が家族や住まいを失いました。この地震によって、267名が命を落とし、さらに2800名以上が負傷という深刻な状況が展開されたことは、東日本大震災に次ぐ日本の大規模災害として記憶されています。
『西原村』は、熊本地震の影響を受けた村の人々を描いたドキュメンタリー映画です。この映画には、二年間にわたりNHKの取材班が村民の日常を追い続けてきた記録が詰め込まれています。一夜にして住居を失った1200人の村民は、震災後の生活をどうにか築こうと努力しました。しかし、住み続けるか、移住するか、村民の間で様々な意見が交わされ、復興の道のりは険しいものだったとも言われています。
映画は、復興に向けて奮闘する村民の姿を通じて、単なる災害の記録を超えた人間の絆や力強さを描いています。映画が完成した後、著作権はNHKから西原村へ譲渡されており、さらには東京や大阪、九州各地で上映会が行われています。被災者の一人は、映画を見る若者たちに向けて「この作品を後世に残してほしい」との願いを託しています。
この映画の上映会は、福岡市にある市民福祉プラザ「ふくふくプラザ」で10月21日に実施され、映画の上映とともに、久保理茎監督による解説が行われます。映画の放映に加え、耐震技術の専門家である松永昭吾博士による講演、『この国に生きるということ〜過酷な自然現象との共生』も予定されています。彼は「噂の土木応援チームデミーとマツ」の一員として、土木技術の重要性を広める活動も行っており、自然災害とどのように共生していくかについて観客に問いかける内容となります。
入場料金は1000円、大学生は500円、高校生以下は無料。入場料の収益は西原村の支援に使われるため、参加者の皆さんがこの意味ある活動に貢献できるでしょう。上映会は、住民の復興への想いや社会の問題を再認識する貴重な機会になるでしょう。
映画『西原村』を観ることで、被災地の今と未来を知ることができ、また、私たちが自然とどのように共存していくべきか、考える一助となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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噂の土木応援チームデミーとマツ
- 住所
- 福岡県福岡市南区-
- 電話番号
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