フォーバル、テレクトを完全子会社化し北陸に新風を吹き込む
株式会社フォーバル(以下、フォーバル)は、2025年3月17日付で、株式会社テレクト(以下、テレクト)の全株式を取得し、完全子会社化したことを発表しました。この資本提携は、北陸地方における顧客基盤の拡大や中小・小規模企業向けのコンサルティングサービスのさらなる展開を目指したものです。
フォーバルは、「新しいあたりまえ」で新たな世界を創造することを理念に掲げる企業ドクター集団であり、ESG経営を可視化し、伴走型のコンサルティングサービスを提供しています。テレクトは、NTT西日本特約店として通信機器の販売や保守を行っており、その専門性を活かした事業展開が期待されています。
資本提携の意義
今回の株式取得は、北陸地方の産業活性化を目的としています。フォーバルは、テレクトとのシナジーを生かしながら、ソリューションの提供や企業ドクターの育成、DX(デジタルトランスフォーメーション)導入支援を強化。これにより、地域経済の発展に寄与することが狙いです。特に中小企業向けに提供する「企業版地域医療機関」など、地域の特性に応じた支援が求められています。
F-Japan構想と地域連携
フォーバルの「F-Japan構想」は、地方創生を進めるための包括的な戦略です。この構想は、民間企業、自治体、教育機関、金融機関との連携を基にし、DX人材を育成します。これにより、地元経済の活性化を図りつつ、持続可能な地方創生を実現する新たなビジネスモデルを構築しています。
地方自治体へのデジタル人材育成支援は、今後の地域振興の重要な因子となります。政府が掲げる「グリーン社会の実現」や「デジタル化の加速」、さらには「活力ある地方創り」「少子化対策」といった四つの原動力も、この構想の中に組み込まれています。フォーバルは、これらの要素を通じて、地域のDX推進をさらに強化していく意向です。
テレクトの役割
テレクトは、設置工事やアフターフォローを通じて通信環境の改善を行っており、オフィス環境を向上させるためのICTサポートも提供しています。顧客に寄り添ったサービスを展開している同社は、今後フォーバルの強力なバックボーンの下で、さらなる成長が期待されます。テレクトの特訓を活かし、フォーバルは北陸地方の地場産業を支えていくことになるでしょう。
会社概要
株式会社テレクト
- - 代表者:社長 南出 純
- - 設立:2004年10月1日
- - 所在地:石川県白山市茶屋一丁目26番地 NTT松任ビル1F
- - URL:テレクト公式サイト
株式会社フォーバル
- - 代表者:社長 中島 將典
- - 設立:1980年(昭和55年)9月18日
- - 所在地:東京都渋谷区神宮前五丁目52番2号青山オーバルビル14階
- - 証券コード:8275
フォーバルがテレクトを完全子会社化したことで、地域経済の活性化に資する新しい取り組みが強化されることが期待されます。北陸地方の未来が益々明るくなることを願います。