川崎市の新たな挑戦!自動運転バス実証実験が開始
川崎市が令和8年1月8日から1月29日までの期間、川崎駅前と市立川崎病院を結ぶ『川崎病院線』で自動運転バスの実証実験を開始します。このプロジェクトは、市内最大の拠点駅周辺で行われ、地域の交通に新たな風をもたらすことが期待されています。
予約受付について
予約は12月23日から開始し、先着順で全ての乗車が予約制となります。実験中の試乗には、往路と復路それぞれの予約が必要なので、これからの未来の移動手段としての自動運転バスを体験する貴重な機会をお見逃しなく!進行する際は、川崎市の自動運転バスホームページで詳細を確認して予約をしましょう。
実証実験の内容
この実証実験では、主に以下の3つの検証が行われます。
1.
技術面の検証
- 多くの路上駐車や自転車がある道路環境における、自動運転バスの路上駐車回避技術
- 複数車線での車線変更技術
- 信号の残時間を自動運転バスに伝える信号連携装置を設置し、その効果を検証
2.
事業性の検証
- 通常の運賃に着席保証料を加えた料金体系の受容性を調査
- 羽田連絡線の実績を受け、価格受容性の調査も行います。
3.
社会受容性の検証
- 複数のメッセージ横断幕を通じて路上駐車防止の啓発を行い、その効果を評価する
- 車内放送には川崎市立宮前小学校の5年生が参加し、地域との協力も促進します。
自動運転バスの詳細情報
この自動運転バスでは、運行中の安全を確保するための取り組みも行われます。運行の際に、沿線には常に見える位置にメッセージ横断幕を設置し、車両の走行に支障をきたす路上駐車を防ぐための注意喚起を行います。また、この新しいバスは、初心者マークをイメージした黄色と緑色でラッピングされており、視覚的にも楽しませてくれます。
料金は大人・小人共に200円、キャッシュレス決済のみが利用可能なため現金の持参は無用です。定員は1便につき13名で、運行は9時台から15時台の間に8往復行います。立ち寄り停留所はありませんが、直通で川崎駅と市立川崎病院を結びます。
今後の展望
川崎市では、令和9年度に自動運転バスのレベル4の実装を目的とした『KAWASAKI L4 BusProject』も進行しています。すでに実施された『羽田連絡線』での実証実験は、技術力の高さを証明する重要なステップでした。川崎駅前は多くの通行人や交通手段が交錯するため、今後の自動運転バスの実用化には多くの挑戦が待っていますが、安全を優先しながら着実に進めていく方針です。
質問・問い合わせ
自動運転バス実証実験に関しての問い合わせは、川崎市まちづくり局交通政策室の藤島までどうぞ。電話番号は044-200-1485です。
これからの交通の未来がこの実証実験により、どう進化していくのか楽しみですね!