カインズ浜松市野店の新しいエコ活動
静岡県浜松市に位置するカインズ浜松市野店が、屋根上にソーラーパネルと駐車場には36台分のソーラーカーポートを取り入れ、再生可能エネルギー利用への新たな一歩を踏み出しました。このプロジェクトは、しろくま電力株式会社とエンバイオ・ホールディングスの出資によるMaF合同会社によって実現しました。
取り組みの内容
この新しい設備は、年間346,994kWhの電力を生成し、約137.9tのCO2排出量を削減することが見込まれています。これにより、カインズ浜松市野店の電力自給率は33.7%に達し、外部のエネルギー情勢に影響されない安定した電力供給が期待されています。発電設備はMaFが所有し、しろくま電力が設計から施工、運用管理までを担当しています。
背景となる理念
カインズは、地域のニーズに応えることを重視し、2050年までのカーボンゼロの実現を目指す「くみまち構想」を推進しています。この取り組みの下で、2025年までに自社の所有する建物のカーボンゼロを達成し、さらに2050年までにはカインズのサプライチェーン全体のカーボンゼロを実現することを目指しています。
今回のプロジェクトは、最初に浦和美園店に導入されたソーラーパネルやカーポートの成功を受けたもので、環境に優しい持続可能な事業運営を実現するための一環とされています。
ソーラーカーポートの利点
このソーラーカーポートは、駐車場の利用や集客にも効果を発揮します。日除けや雨除けになり、顧客は快適に駐車できるため、商業施設での集客率向上に寄与しています。また、独自の設計によりハイルーフ車も問題なく利用でき、駐車時の利便性も確保されています。
特に、店舗への集客効果が注目されており、導入施設では雨の日の集客率が顕著に改善された事例もあるそうです。
今後の展望
しろくま電力とエンバイオHDは、今後も複数の太陽光発電プロジェクトを進めていく計画です。駐車場を有効活用するソーラーカーポートは、日本における再生可能エネルギーの導入を進める上で必須の取り組みとなっており、脱炭素社会の実現に貢献することが期待されています。
この新しいソーラーパネルとカーポートの設置は、地域社会へのさらなる貢献を果たすものであり、環境保護に貢献するカインズの姿勢をより一層強化することになりました。