日本で唯一のウイスキー専門誌『ウイスキーガロア(Whisky Galore)』の最新号が2025年11月12日に発売されます。今号の目玉特集は『スコッチ蒸留所名鑑』です。この特集では、キューバに本社を置くバカルディ社と、タイを拠点としたタイビバレッジ社のウイスキー造りの背景に迫ります。
スコッチ蒸留所名鑑の魅力
この特集は、第4弾となる大好評企画です。バカルディとタイビバレッジは多国籍企業として世界的に展開しており、彼らのウイスキー製造には、スコッチの歴史に名を刻む蒸留所が関与しています。特に、ブレンデッドウイスキーに使われる重要な原酒を生み出す蒸留所のユニークな特色やその歴史に迫ります。また、特集ページでは、個性的な形状をしたスチルの写真も掲載され、視覚的にも楽しめる内容となっています。
日本のクラフトウイスキーの最前線
さらに、特集「日本のクラフト蒸留所最前線」では、日々進化している日本のクラフトウイスキーを取り上げます。富士北麓と南国宮崎に位置する蒸留所の紹介を通じて、リッチなビジターセンターや、地域の文化に根ざしたウイスキー製造の現場にスポットを当てます。特に、富士山の伏流水を使用した富嶽蒸溜所の取り組みや、俳優パク・ソジュンとのコラボで話題となった尾鈴山蒸留所の魅力に迫ります。
黄桜の100周年
また、黄桜が創業100周年を迎え、丹波蒸留所でのウイスキー造りにも注目が集まっています。同社は清酒やクラフトビール造りの技術を活かし、地元の自然環境を反映したウイスキーを製造。100周年記念ボトルや新しいシングルモルトのリリースを記念しての特集も掲載予定です。この特集では、歴史を感じさせる取り組みの詳細を知ることができます。
熊本の新星、山鹿蒸溜所
熊本県北部の山鹿市に2021年にオープンした山鹿蒸溜所も特集の対象です。今年リリースされたシングルモルトウイスキー『山鹿 ザ・ファースト』の詳細と、同蒸留所が持つ地域の歴史、文化的背景も紹介されます。工場見学の様子も含めて、山鹿のテロワールについてを多角的に探ります。
ザ・バルヴェニーの秘密
さらに、ザ・バルヴェニーの伝統的な製法についての特集も必見です。業界初の『カスクフィニッシュ』手法を導入した同蒸留所の歴史や、現在のプロダクトラインに迫ります。彼らのモルトマスターであるディビッド・C・スチュワート氏のコメントも交え、ウイスキーの魅力を深く掘り下げます。
新しい取り組みやイベント
『ウイスキーガロア』は今号でも、読者に新鮮な情報を提供することを目指しています。積丹スピリットのインタビューや、シンガポール初のクラフト蒸留所「レイチェル・ザ・ラビット」の特集に加え、焼酎や泡盛に関する座談会など、盛りだくさんの内容です。加えて、琵琶湖ウイスキークルーズ2025の情報も入手可能です。
このように、『ウイスキーガロア』12月号は、スコッチウイスキーから国内のクラフトウイスキーまで、ウイスキー愛好者にとって必見の号となるでしょう。ぜひ、ウイスキー文化研究所オンラインショップ、全国の書店、またはAmazonなどでお買い求めください。