プリファードロボティクスが新型ロボットを発表
株式会社プリファードロボティクスは、東京都千代田区に本社を構え、新たな自律搬送ロボットを発表しました。このロボットは、100kgの重量物を運ぶことができる新モデル「カチャカプロ」です。また、このロボットの運用をさらに効率的に行うためのフリート管理システム、「カチャカフリートマネージャー」も2025年5月28日に正式リリースされる予定です。
100kg可搬の自律移動ロボット
これまで、プリファードロボティクスは「低価格・簡単・コンパクト」をコンセプトに、自律移動型の搬送ロボット「カチャカプロ」を開発してきました。この度登場する新モデルは、既存の技術を基に100kg可搬を実現し、昇降式構造を採用。これにより、台車やコンテナボックスなど、現場にあるさまざまな什器を搬送することが可能になりました。さらに、エレベーターとの連携を実現することで、異なるフロア間の物品移動もスムーズに行えるようになります。
このロボットは、病院、ホテル、オフィス、工場、物流現場など、多岐にわたるシーンでの利用が期待されています。さらに、最大走行速度は1.2m/sで、狭い通路でも容易に移動できます。実際の販売価格はオープン価格となっていますが、来る展示会でのコンセプトモデルの展示が予定されており、業界内での注目が集まっています。
展示会情報
開催期間:2025年4月9日(水)~11日(金)10:00 - 17:00
会場:ポートメッセなごや コマ番号:16-42
開催期間:2025年4月9日(水)~11日(金)10:00 - 17:00
会場:インテックス大阪 コマ番号:A3-12(株式会社山善ブース)
「カチャカフリートマネージャー」
単体のロボットだけでも運用可能ですが、複数台のカチャカプロを効率よく管理するためのシステム「カチャカフリートマネージャー」が新たに提供されます。これは、狭い通路でのすれ違いや交差点での交通整理を自動で行う管制管理機能と、ロボットの現在地、バッテリー残量、タスク状況に基づき最適なカチャカプロへ指示を出す配車管理機能を兼備しています。
このシステムを利用する場合、専用ソフトウェアをインストールしたミニPC「カチャカコントローラー」と年額制のソフトウェアライセンス契約が必要です。操作はブラウザを介して行なわれ、同じWi-Fi環境内のタブレットやスマートフォンでも利用可能です。
今後の展望
新たに発表された自律搬送ロボットおよびフリート管理システムは、様々な業界へのロボット導入を進めるための大きな進展です。プリファードロボティクスは、これらの製品を通じて多くの現場の自動化を支援し、顧客の業務効率向上と問題解決を目指しています。今後も顧客の声を大切にしながら、柔軟で拡張性のあるソリューションを継続的に提案し、国内外での更なるビジネス拡大を図っていきます。
お問い合わせ
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株式会社Preferred Roboticsについて
自律移動ロボットの研究開発、製造・販売を行うプリファードロボティクスは、2021年11月に設立された株式会社Preferred Networks(PFN)の子会社です。PFNの強みである深層学習技術に基づいて、作業をサポートするロボットの普及を目指しています。アマノ株式会社や旭化成ホームズ株式会社との提携により、さらなる技術開発を進め、法人向けの製品も次々と市場へ投入しています。