C&Wデータセンター拡張
2025-08-28 13:57:58

アジア太平洋地域データセンターの拡張状況を報告するC&Wレポート

アジア太平洋地域のデータセンターの拡張状況



グローバル不動産サービスのリーダー、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)が最新の調査結果を発表しました。このレポートは、2025年上半期までのアジア太平洋地域のデータセンター状況を詳しく解析した内容になっています。

主要都市の展開


調査の対象として、東京、シンガポール、シドニー、ムンバイ、香港、中国、ジョホール、ソウル、ジャカルタの8つの主要市場が選ばれており、さらにバンコク、デリー、台北、オークランド、マニラ、ホーチミンの6つの二次市場についても同様に検討しています。これにより、地域内のデータセンターの運用能力と発展の様子を把握することが可能です。

稼働状況


現在の稼働容量は12,634MWに達しており、この地域では新たに16,620MWの開発パイプラインが進行中です。この数値には、建設中の3,281MWと計画中の13,339MWが含まれており、タイとマレーシアでの新規計画容量が特に注目されています。タイの計画容量は昨年比で193%の増加を見せており、マレーシアも70%の成長を示しています。

2025年までの見通し


2025年末には、稼働総容量が14ギガワットを超えると予測されています。これには現在活発に開発されている約1,400MWの容量も含まれており、地域のデータセンターは今後さらに成長が見込まれます。特に新しい開発プロジェクトはAIのワークロードに対応できる設計が増えている点が特徴的です。

投資の動向


活発な設備投資が続いており、その背景には資金調達の活動や事業者による新規開発用地の取得、新たな買収活動が見受けられます。これらの要因が相まって、データセンターの拡張が加速しています。

運用能力の大きい市場


びっくりするべきポイントは、国別の運用能力です。以下は主要国の運用能力を示すデータです。

  • - 中国本土: 4.6GW
  • - 日本: 1.5GW
  • - オーストラリア: 1.3GW
  • - インド: 1.3GW
  • - シンガポール: 1.0GW

これらの情報からも、アジア太平洋地域がデータセンター市場において重要な位置を占めていることが窺えます。

C&Wについて


クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は、事業用不動産サービスの分野で世界的に高く評価されています。ニューヨーク証券取引所に上場し、約60カ国に及ぶ400の拠点を持ち、52,000人以上の専門家が所属しています。この企業は、売上高においても2024年に94億ドルを記録する見込みで、企業理念「Better never settles」に基づいて、業界から高い評価を得ています。

データセンターのニーズが高まる中、アジア太平洋地域の拡張におけるC&Wの役割は今後ますます重要になってくるでしょう。

会社情報

会社名
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド
住所
電話番号

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