電気代高騰対策9選
2024-06-25 13:15:33

電気代高騰で家計ピンチ!7月からの値上げで8割が「高い」と感じる現状、節電対策ランキング&家づくりのプロが解説する光熱費高騰対策9選

電気代高騰で家計ピンチ!7月からの値上げで8割が「高い」と感じる現状、節電対策ランキング&家づくりのプロが解説する光熱費高騰対策9選



電力大手10社の電気料金は7月請求分から再び値上がりし、家計への影響がますます深刻化しています。

そこで、登録者数14万人を超えるYouTubeチャンネル「職人社長の家づくり工務店」を運営する平松建築株式会社代表の平松明展氏は、25歳以上55歳未満の既婚者300人を対象に「電気代の値上げと節電対策」に関する調査を実施しました。

調査結果によると、持ち家戸建て、持ち家集合住宅、賃貸住宅のいずれにおいても、電気料金の高騰を認識しており、8割近くの人が「高い」と感じていることがわかりました。

# 電気料金高騰に対する意識



  • - 7月からの電気料金値上げを知っている人は、持ち家戸建てで6割超、持ち家集合住宅で7割、賃貸住宅で半数以上と、多くの世帯が値上げを認識していました。
  • - 電気料金については、どの居住形態においても、4割弱が「非常に高い」と回答し、最も多い結果となりました。
  • - 「やや高い」「どちらかと言うと高い」を含めると、電気料金が高いと感じている人は8割近くに達し、電気料金の高騰が家計に大きな影響を与えていることがわかります。

# 多くの世帯が実践する節電対策



では、電気料金の高騰に対して、どのような節電対策をしているのでしょうか?

調査結果によると、最も多い対策は「電気や電源をこまめに消す」で、どの居住形態においても6割を超える人が実施していました。

以下、「エアコンの設定温度を上げる」「長時間使わないものはコンセントを抜く」と続き、比較的簡単にできる対策が上位にランクインしています。

一方で、「省エネ家電に買い替える」はどの居住形態においても1割未満と、まだ普及していないことがわかります。

# 電気料金高騰が家計に与える影響



電気料金の高騰が家計にどのくらい影響するか尋ねたところ、どの居住形態においても、4割弱が「非常に大きい」と回答し、家計への影響が深刻であることがわかりました。

「やや大きい」「どちらかと言うと大きい」を含めると、電気料金高騰の影響を大きく感じている人は9割近くに達し、家計への負担が大きくなっている現状が浮き彫りになりました。

# 電気料金高騰対策として検討されていること



電気料金高騰対策として、すでに取り組んでいることや検討したいことを尋ねた結果、6割の人が何かしらの対策に取り組んでいるか、検討していることがわかりました。

その中で多かったのは、「電力会社の見直し」「省エネ家電への買い替え」「省エネ照明への変更」など、比較的取り組みやすい対策でした。

職人社長・平松明展が解説!光熱費高騰対策9選



平松明展氏は、電気代高騰対策として、以下の9つの対策を提案しています。

光熱費高騰対策9選

1. 電力会社を見直す
- 電力会社は、大手10社だけでなく、ポイントが付いたり、太陽光発電とのセットで割引があったりするなど、様々な特徴を持つ会社があります。
- 現在契約している電力会社よりもお得な会社があるか、一度比較してみることをおすすめします。
- 「価格.com」などで電力会社を比較することができます。

2. 省エネタイプの家電に変更する
- 環境省の「しんきゅうさん」というサイトでは、現在使っている家電から新しい家電に買い替えるとどれくらい電気代が下がるかシミュレーションできます。
- 省エネ家電に買い替えたら、何年で元が取れるかもわかるため、高い家電も買いやすくなります。
- 様々な家電製品を比較できるので、このサイトを活用して検討してみましょう。

3. 照明をLEDに替える
- 白熱灯からLEDに替えると、消費エネルギー量は10分の1、寿命も10倍になります。
- トータルコストを下げる効果はかなり大きいため、白熱灯を使っていたら速やかにLEDに替えた方がよいでしょう。
- 長寿命で省エネ性も高く、電気代の節約に繋がります。ただし、LEDは白熱灯に比べると目にやさしくないので、使い方・使用量は調整してください。

4. 高断熱カーテンを付ける
- 「ハニカム・サーモスクリーン」という断熱効果の高いブラインドカーテンがあります。
- 横から見ると、ハチの巣のような筒状になっているので、そこが断熱層となり、断熱性が非常に高く、費用対効果も高いものになります。
- ただし、使い方を間違えると逆効果になることがあります。
- 冬場は陽を取り入れたいですが、夏場は冷房負荷が増えるため、陽を取り入れたくありません。
- 冬の日中は、南面で断熱性の高いハニカム・サーモスクリーンを閉めてしまうと暖かい空気を止めてしまうため、開けておきましょう。日中は陽を取り入れて温度を上昇させますが、夜になると窓から熱が逃げてしまうため、下まで降ろして温めた空気を逃がさないようにすることが必要です。
- 夏は、東・西・北側でも陽を取り入れないよう日中閉めておくと日射遮蔽になり、外からの熱い空気が伝熱してくるのを止める効果があります。

5. シーリングファンを付ける
- シーリングファンは、天井に取り付けるプロペラのような送風機で、吹き抜けのある家にオススメな節電方法です。
- 吹き抜けの天井にシーリングファンを付けると、空気を撹拌し上下の温度差を減らす効果があるため、冬場は暖房の設定温度を下げても快適な室温になります。
- リビングと階段が繋がっている家は、階段の上に付けるとよいでしょう。
- また、賃貸で天井に穴を開けられなくても取り付けできる簡易的なシーリングファンもあります。

6. 内窓を付ける
- 内窓は一番節電効果が高いです。なぜなら、断熱性能が低い家の一番の弱点は窓だからです。
- 今ある窓の内側に内窓の枠を取り付け、ガラス障子を入れると内窓が付きます。
- 工事が簡単で他の工事と比べたら安く、断熱性能を上げる効果は一番大きいです。そのため、光熱費高騰の原因が冷暖房の場合は、まず内窓を付けましょう。
- 補助金も出ます。

7. 高性能住宅を選ぶ
- 家を建てる時に高性能の家を選ぶことが最もスムーズですが、その分費用が掛かります。
- また、今住んでいる家を高性能住宅にそっくり変えようと思うと、断熱性能や耐震性能を高めるために、性能向上リノベーションというかなり大掛かりな工事になり、1,500万円~2,000万円、場合によっては3,000万円掛かってしまうこともあります。
- とても取り組みやすいとは言えません。しかし、まだ建てていない、長く大事に住みたいという方は、高性能住宅に変えることを検討してもよいかもしれません。

8. オール電化・太陽光発電
- 家の性能が高いという条件下でオール電化・太陽光発電を導入すると費用対効果は高くなります。
- 仮に、電気代を月3万円払っているとすると年間で36万円になりますが、その電気代が0円になれば、10年で360万円、20年で720万円、30年なら1,000万円以上変わります。
- そうするためにも、高性能、高耐震などの条件が揃った家には、太陽光発電とオール電化は非常にオススメです。

9. 蓄電池・V2H
- 蓄電池は、太陽光発電で発電した電力を貯められ、夜間や電気代が高いなど必要な時に電気を供給できる装置です。
- V2H(Vehicle to Home)は、「車から家へ」という意味の通り太陽光発電で発電した電力を電気自動車などのバッテリーに充電し、家で使えるようにする機器です。
- どちらも災害対策にもなります。
- どちらも150万円~300万円する高価なものなので、災害・停電対策をしたいという方にはオススメです。

電気代高騰の根本原因を理解して、賢く対策を!



電気代が高くなるには、電気代の単価以外にも、家の構造・設備や電力会社など様々な理由があります。

これらの原因をきちんと理解し、それぞれの状況に合わせた対策を検討することが、家計を守る上で重要です。

平松明展氏の解説は、電気料金高騰の現状と対策を具体的に理解するのに役立つだけでなく、家づくり全体を見据えた視点からも参考になる内容です。

電気代の高騰は、私たちの生活に大きな影響を与えています。

適切な対策を講じることで、家計を守り、より快適な生活を実現できるでしょう。

電気代高騰対策9選を読んで感じたこと



電気代高騰は、もはや他人事ではない問題だと改めて感じました。今回の記事で紹介された調査結果を見る限り、多くの世帯が電気料金の高騰に苦しんでおり、家計への影響は深刻です。

特に、電気料金が高騰している現状を認識している人が多く、実際に「高い」と感じている人が8割近くいるという結果は衝撃的でした。

一方で、多くの世帯が「電気や電源をこまめに消す」などの簡単な節電対策を実践している点は、希望を感じます。

しかし、より効果的な対策として、省エネ家電への買い替えや電力会社の見直しなど、初期費用がかかる対策を検討している人はまだ少ないのが現状です。

この記事で紹介された光熱費高騰対策9選は、まさに家計を助けるための具体的な対策ばかりです。

特に、電力会社の見直しや省エネ家電への買い替えは、すぐにでも実践できる対策なので、ぜひ検討してみましょう。

また、長期的な視点で考えると、高性能住宅の選択やオール電化・太陽光発電の導入なども有効な手段です。

ただし、これらの対策には初期費用がかかるため、家計状況に合わせて慎重に検討する必要があります。

今回の記事で紹介された情報や、平松明展氏の解説を参考に、自分にとって最適な電気代高騰対策を見つけて、賢く節約していきましょう。

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