マイAI育成プロジェクト
2017-06-21 13:00:19

東京テクニカルカレッジがディープラーニングで“マイAI”育成に挑戦

未来のIT人材育成に向けた新たな取り組み



東京テクニカルカレッジでは、情報処理科に在籍する学生全員がディープラーニングを活用し、自分専用のAI、「マイAI」を育成するプロジェクトが始まりました。これは、データテクノロジー株式会社とディープインサイト株式会社の協力によって実現したもので、産業界のニーズに応える技術者の育成を目指しています。

プロジェクトの背景



AIやIoTの活用が進む現代において、情報技術に精通した人材の不足が深刻な社会問題となっています。この課題に対処すべく、データテクノロジーとディープインサイトの2社は共同でこのプロジェクトを立ち上げました。学生たちは、最新のディープラーニングフレームワークである「KAIBER」を用い、2年間にわたって組み込み機器へのAIの実装技術を学ぶことになります。

“マイAI”の育成とは



“マイAI”の育成は、講座名「RJP1(1年生)」及び「RJP5(2年生)」の下で行われ、主にディープラーニングを用いた画像判定システムにフォーカスしています。学生たちはそれぞれのPC上でAIを育てることで、実社会における問題解決能力を培っていくことが期待されています。

KAIBERの特徴



ディープインサイトが開発したKAIBERは、豊富なデータを分析し理解するディープラーニングと、IoTシステムのリアルタイム性を強化するエッジコンピューティングを融合したフレームワークです。この技術を用いることで、学生たちはより実践的なスキルを身につけることができます。

産学連携の重要性



この取り組みは「リアル・ジョブ・プロジェクト(RJP)」という教育プログラムの一環として実施されています。RJPは、専門学校東京テクニカルカレッジが2015年度から開始したもので、異なる専門分野の学生が協力しながら問題解決にあたるアクティブラーニングの要素を含んでいます。このような経験を通じて、学生は将来的な技術者としての基盤を固めることができます。

今後の展望



本校では、今後もこのような産学連携の教育プロジェクトを通じて、社会が求める先進技術のニーズを先読みし、実社会で活躍できるプロフェッショナルの育成に努めていく予定です。また、将来的には他学科との連携を強化し、幅広い分野にわたるAI教育の実現も視野に入れています。これにより、学生たちはより多様な経験と知識を得ることができ、現代の複雑な問題に対処できる力を養うことができます。

まとめ



東京テクニカルカレッジの取り組みは、技術の進歩に伴う人材育成の新しい形を示しています。学生が自分のAIを育てることで、実践的なスキルを身につけ、未来のIT業界において重要な役割を果たすことが期待されています。

会社情報

会社名
学校法人 小山学園
住所
東京都中野区東中野4-2-3
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。