いわきFCが新たに設置する障がい者サポーター相談窓口
いわきFCは、障がいを持つファンやサポーターの声を聞くための相談窓口「Disability Liaison Team(DLT)」を設置することが発表されました。これまでのサポート体制に加え、障がい当事者との意見交換を通じて、より良い観戦環境を目指す新しい取り組みです。
DLTとは何か?
DLTは、障がいを持つサポーターから意見や要望を集めるための窓口であり、ヨーロッパの多くのサッカークラブがすでに実施している制度の一環です。国内でのこの取り組みは初めての試みであり、多くの期待が寄せられています。
設置の狙い
この相談窓口は、これまで一方的に情報を提供していた体制から一歩進み、障がい当事者が実際にどのように感じ、何が必要かを直接お聞きすることを目的としています。これにより、観戦環境の改善を目指すという姿勢が強調されています。
ワークショップ開催
新たに設けられたDLTを活用し、10月19日(日)には「試合観戦の一日」をテーマにしたワークショップが開催されます。このイベントでは、参加者同士が意見や経験を共有する場を提供し、クラブスタッフとも直接コミュニケーションを取ることができます。これはファンクラブ会員対象のイベントですが、障がいを持たない方の参加も可能です。
開催場所は「いわきFCパーク」の1F NORERU?となります。ワークショップは無料で定員は10名程度ですが、応募が多い場合には抽選となります。申し込みは2025年10月6日まで受け付けています。
ワークショップの内容
ワークショップでは、参加者が「試合観戦の一日」に関して、自身の体験や希望するサービスについて語り合います。「こんなサービスがあったらもっと観戦が快適になる」といったアイデアを取り入れることで、今後の活動に活かすことを目指します。参加者は小グループに分かれ、より深く意見を交換できる時間を設ける予定です。
参加を希望する方は、事前にJリーグIDの登録が必要です。また、参加者への謝礼は用意されていませんので、その点をご了承の上でお申し込みください。なお、イベントの様子は映像や写真として広報利用される可能性もあるため、事前にご理解いただけますようお願い申し上げます。
最後に
いわきFCのこの新たな取り組みは、障がいを持つサポーターがより快適に試合観戦を楽しむための一歩です。ファン同士、またサポーターとクラブの接点を増やすことが、今後のクラブ運営において重要な要素となるでしょう。多くの方々の参加と声をお待ちしております。
詳しい打ち合わせや問い合わせは、株式会社いわきスポーツクラブまでお気軽にどうぞ。受け付けは平日の9時から18時までとなっており、土日祝はお休みです。また、ホームゲームの翌月曜日も休業としています。