WAmazing免税ECサービスの新たな展開
訪日外国人旅行者向けに展開する観光プラットフォーム「WAmazing」は、宿泊施設における商品の対面受渡しを開始しました。この新しいサービスにより、旅行者は空港以外の場所でも商品を受け取れ、より便利で効率的な買い物が可能になります。特に、東京、大阪、沖縄の主要エリアにおいて、受渡し施設を100カ所以上に拡大したことは、訪日観光のハードルを大きく下げると言えるでしょう。
背景
2024年の訪日外国人旅行消費額は、過去最高の8兆1,257億円に達すると予測されています。その中でも「買い物」に関する支出は、全体の約29.5%を占める重要な要素です。しかし、旅行中は手荷物の増加や免税手続きの煩わしさが、買い物の楽しみを妨げる要因となっています。これを解決するために、WAmazingは宿泊施設での受渡しモデルを導入し、旅行者が観光や体験にもっと時間を使えるようにサポートします。
宿泊施設への利益
この新しいビジネスモデルは、宿泊施設にとっても新たな収益機会をもたらします。商品が受け渡されるたびに宿泊施設に受渡手数料が支払われるため、ただ単に宿泊客を迎えるだけでなく、売上の一環を得ることが出来ます。また、受け渡しプロセスは迅速かつ簡便で、ホテルのスタッフにとっても負担が少なくなるよう配慮されています。
宿泊施設の声
すでにサービスを導入した宿泊施設からは、来店客数の増加や新たな顧客接点の創造について肯定的な評価が寄せられています。「新たな手数料の収入」と「少ない負担」の2点を重視して導入を決定。実際に、トラブルもなく運営がスムーズで、多くのお客様に喜ばれているとのことです。
手厚いサポート体制
WAmazingでは、宿泊施設が安心してサービスを導入できるよう、万全のサポート体制を整えています。365日対応のサポートデスクが、不明点に対して丁寧に対応し、多言語でのカスタマーサポートを提供。これにより、言語の違いに悩まずに済み、宿泊施設の負担を軽減します。
提供する商品について
WAmazingの免税ECサービスを利用すれば、訪日旅行者は日本の人気商品を免税価格で事前にオンラインで予約できます。受け取りは旅行中、選ばれた宿泊施設や空港で可能です。取扱商品は約10,000点に及び、特に土産菓子や化粧品、酒類などが人気を集めています。特に女性の利用者が多く、旅行前の「旅マエ」に購入を希望する傾向があります。
参画施設
新たに参加した宿泊施設は、東京23区、大阪、沖縄などに広がり、9月以降には全国で拡大する予定です。これにより、全国の観光地を訪れる外国人旅行者に手ぶら観光を実現することが期待されています。
会社概要
WAmazingは2016年に設立され、訪日旅行者向けの観光プラットフォームを提供しています。特に中国、台湾、香港からの旅行者をメインターゲットとしており、今後もさらなる展開が見込まれています。全てのサービスを多言語で行い、365日体制でサポートを行い、会員数は82万人に達しています。
このように、WAmazingの免税ECサービスは、訪日外国人にとってだけでなく、宿泊施設の新たなビジネスチャンスともなり、観光業全体を活性化させる可能性を秘めています。