浅草の老舗「駒形どぜう」が手掛ける新レストラン「SEN」
1801年に創業した「駒形どぜう」が、2018年12月20日、浅草に新業態レストラン「SEN」をオープンしました。この新しいビストロでは、伝統的な江戸の味を受け継ぎつつ、素材にこだわった料理が楽しめます。浅草駅のすぐ近く、浅草寺からも数分の場所に位置するため、訪れるには絶好の立地にあります。
「SEN」では、魚やジビエ、オーガニック野菜などを主役に、シンプルに「生」で提供するか、あるいは炭火焼によって旨味を引き出す調理法が採用されています。さらに、長年にわたり「駒形どぜう」で愛され続けている日本酒のほか、新しいスタイルのヴァンナチュールやクラフトビールも取り揃えています。
内装とメニューの新しい試み
この新レストランのブランディングは、「THINK GREEN PRODUCE」が担当。フードディレクションには、ミシュラン3つ星を受賞した「かんだ」での経験を持つ河田真知子が関わっており、彼女の手で作り上げられたメニューは、食材の新鮮さを最大限に生かしたものばかりです。優しい印象を与えるナチュラルウッドを多用した内装も心地よい空間を演出しており、オープンキッチンからはライブ感あふれる調理が楽しめます。
1階にはカウンター席があり、料理が目の前で焼かれる姿を楽しみながら食事をすることが可能です。また、スタンディングエリアも設けられており、カジュアルに料理やお酒を楽しむことができます。
「SEN」のメニューは、旬の食材を用いたお造りが1,200円から始まり、ほうれん草と海苔の胡麻和えが500円、魚の焼き物が900円からと、シンプルながらもダイナミックな味わいが楽しめます。さらに、豚の味噌柚庵焼きは1,500円で、柚子の風味が絶妙な一品です。
江戸情緒の継承と新しい挑戦
「駒形どぜう」は、江戸時代から続く歴史を持ち、初代が開店した当初からのどぜう料理を今に伝えてきました。代々受け継がれてきたその味は、関東大震災や戦争を経てもなお、今の7代目へと引き継がれています。「SEN」では、その江戸情緒を大切にしつつ、次の時代へ向けた新たな挑戦を行っています。
さらに、古い酒蔵から持ち込まれた酒の樽が飾られ、ここでしか味わえない日本酒「ふり袖」を楽しむことができます。開放的な2階には45席が用意されており、以前から使われていた椅子をリファービッシュすることで、温もりのある雰囲気を保ちながら現代的なデザインが施されています。窓から見えるスカイツリーも大きな魅力の一つです。
「SEN」は、味とおもてなしだけでなく、空間そのものも楽しむことができるレストランとして、訪れる価値のある場所です。
SHOP DATA
- - 店舗名: SEN(セン)
- - 住所: 東京都台東区雷門2丁目18-13
- - アクセス: 浅草駅から徒歩1分
- - 電話番号: 03-5830-7611
- - 営業時間: 月〜土16:00〜23:00、日・祝16:00〜22:00
- - 席数: 1階 7席 / 2階 45席
- - URL: sen-asakusa.com (12/20公開予定)