2025年11月17日、株式会社マイナビ出版から待望の囲碁技術書『君の大石をとりたい』が発売されます。この本は、女流最強棋士と称される上野愛咲美六段の考え方や実践的な技術を解説するもので、アマチュアの囲碁愛好者にとって非常に貴重な資料となるでしょう。
上野六段は「世界のハンマー」との異名を持つ棋士であり、その豪快なプレースタイルで多くのファンを魅了しています。彼女は 2022年に開催された 「SENKO CUPワールド碁女流最強戦」と「第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権」で2度優勝し、次代のトップ棋士としての地位を確立しました。本書では、特に大石を取るためのヒントやアドバイスが紹介されており、読み手が囲碁の技術を楽しく学ぶことができる構成になっています。
大石をつかむ魔法
大石(たいせき)とは、囲碁において特に大きな石のグループを指し、捕獲することで試合の流れを一気に変えることが可能です。上野六段は、いかにしてその大石を捕まえるのか、その技術と考え方を独自の視点で読者に伝えてくれます。勝利を手にするための大石を取る技巧を磨くことは、囲碁の魅力を一層高めます。
重要な3つの力
大石を取るためのポイントとして、上野六段は「集中力」「読みの力」「判断力」の3つを挙げています。これらを効果的に鍛えるためには、詰碁を解くことが有効です。特に、詰碁を楽しみながら解くことで、自然と判断力や集中力が養われ、瞬時に急所を見極める力もアップします。
ただし、初心者が詰碁に挑戦する際、難度が高すぎると挫折してしまう可能性があるため、簡単な問題から始めて、徐々にレベルアップしていくことをおすすめします。
本書の構成
本書は複数の章で構成されており、第1章ではおすすめのパワー布石、第2章では中盤での戦い方について詳しく解説されています。最後の第3章では、実践的な戦術を学ぶための次の一手についても考察されています。このように、実際のプレイに直結する内容が詰まっており、読者がすぐに実レンガを学びの場として活用できるようになっています。
著者について
上野愛咲美六段は、2001年10月26日生まれで、東京都出身。藤澤一就八段の門下生で、彼女の棋士としてのキャリアは2016年に始まり、現在は六段に昇進しています。また、彼女には実妹の上野梨紗三段がおり、囲碁界では姉妹棋士としても知られています。多くのタイトルを獲得し、絶え間ない挑戦を続ける上野六段の軌跡は、彼女が手掛ける本書を通じてますます多くの人々に感動を与えることでしょう。
書籍情報
本書『君の大石をとりたい』は、マイナビ囲碁BOOKSシリーズの一環として、通常版と電子版ともに定価1,980円(税込)で販売されます。240ページにわたり、囲碁の奥深い世界を探る旅に皆さんを誘う一冊です。興味のある方は、ぜひ書店やオンラインショップでの購入をチェックしてみてください。囲碁技術の向上を願うすべての方に、最高の道しるべとなる一冊です。