余命宣告後に希望を伝える生前ビデオ「天国からのメッセージ」サービス始動
株式会社アンテリジャン(本社:大阪市北区)は、2023年3月18日より新しいサービス「天国からのメッセージ」の提供を開始します。このサービスは、余命宣告を受けた方が、自身の葬儀や偲ぶ会で上映するためのメッセージビデオを制作するものです。
生前ビデオの新たな形
最近、がんやその他の重い病気で余命を宣告された方が、自分の気持ちや家族に対する思いを動画で残す姿が注目されています。関本剛医師の例からも分かるように、彼は余命2年と宣告されたのちに、自らの葬儀で上映されるビデオを撮影しました。このビデオは、彼の最後のメッセージであり、友人や家族に深い感動を与えるものでした。
関本先生のビデオは、彼の人生や愛する人々への思いを語り、彼の姿をそのまま残す形となりました。故人が伝えたかったことを映像にすることで、家族や友人たちはそのメッセージを何度でも受け取ることができます。この特別なサービスは、単なる思い出を越えて、亡くなった後も生き続ける力を持っているのです。
SNSの影響と新しい生前ビデオの文化
余命宣告を受けた方々がSNSで発信する姿も増えてきました。限られた時間の中で思いを伝えることは、感動的で勇気を与えるメッセージとなることが多いです。人々がコメントを通じて追悼する中で、余命を意識した生き方が重要視されています。これにより、今後生前ビデオの文化が広まることが期待されます。
生前ビデオの制作過程
株式会社アンテリジャンの「天国からのメッセージ」では、撮影方法としてスタジオ撮影と出張撮影の2種類があります。
- - スタジオ撮影: メモリースタジオで最期の挨拶を撮影します。プロンプターを用意して、スムーズにメッセージを伝えられるよう配慮されています。また、お好きな音楽や懐かしい写真を取り入れ、仕上げたビデオはYouTubeに限定公開されます。料金は22万円です。
- - 出張撮影: お客様の希望に応じて、自宅や思い出の場所で撮影を行います。こちらもスタジオ撮影同様、希望に沿った形で制作され、料金は33万円です。
生前ビデオがもたらす意味
「天国からのメッセージ」が持つ意義は、このサービスを通じて余命宣告を受けた方々が、自らの気持ちを整理し残すことができる点にあります。患者は、残された時間を有意義に過ごし、趣味を楽しむこともできます。そして、その記録が家族や友人にとっての大切なメッセージとなるのです。
株式会社アンテリジャンの代表取締役、子守康範は、関本先生のビデオを見たことで映像の力を再認識し、生前ビデオを通じて心に残るメッセージを作ることの重要性を強く感じました。
未来への希望としての生前ビデオ
医療の進歩により、余命宣告が出された方も以前よりも選択肢を持つことができ、自分自身を伝えるための手段が増えています。この動きが、全ての人にとって命のバトンをつなぐ機会となることを信じています。
生前ビデオは、出発点として「また会おう」という約束を残すものです。この文化が広がることで、未来の人々が自分の人生を振り返り、感謝や愛情を持って生きていく助けになることを、多くの方々に理解していただきたいと願っています。