宇宙デジタルサイネージ事業のスタート
近年、宇宙がますます私たちの生活に近づいてきています。例えば、宇宙旅行や宇宙葬サービスの登場により、宇宙はもはや遠い存在ではなくなりました。この流れの中で、株式会社スペースシフトが新たなビジネスモデルを確立しました。それが「宇宙デジタルサイネージ」です。このサービスは、既に打ち上げられた超小型衛星に設置されたデジタルサイネージを利用し、宇宙空間に自社のメッセージを表示できるというものです。
このユニークなデジタルサイネージは、10cm四方の小さなスペースに設置され、解像度は248x64ドット。表示内容としては、最大45文字のテキストメッセージのほか、ドット絵でのグラフィック表示も可能です。さらに、サイネージの背後には窓が設けられており、地球をバックにメッセージが表示されるため、視覚的にも魅力的です。これは、企業にとって従来の広告手法とは異なる新たなアプローチを提供するばかりか、消費者にとっても宇宙をより身近に感じられる体験を可能にします。
現在、年内は試験運用段階にあり、来春を目指して一般企業向けの広告媒体としての販売を開始予定です。料金体系はまだ検討中ですが、予定されているメニューは以下の通りです。
- - 1年間独占使用権:1億円
- - 1ヶ月間独占使用権:1,000万円
- - 1週間独占使用権:200万円
- - グラフィック掲載(1点):50万円
- - テキスト掲載(45文字):20万円
なお、これらの価格はあくまで暫定的であり、将来的に変更がある可能性もあります。
加えて、企業向けに限らず、クラウドファンディングなどを通じて個人向けにもサービスを拡大する計画があります。この施策により、ユーザーはスマートフォンアプリを通じて宇宙にメッセージを送ることも可能になるため、さらに宇宙が身近な存在として感じられるようになるでしょう。
はやぶさ2打ち上げ成功を祝う記念企画
また、スペースシフトでは、「はやぶさ2」の打ち上げ成功を祝う記念企画として、応募者の中から抽選で無料でメッセージを宇宙に送れるキャンペーンを実施予定です。詳細については後日発表される予定ですので、興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてください。
会社概要
この革新的な事業を手掛ける株式会社スペースシフトは、東京都港区浜松町に本社を構え、代表取締役は金本成生氏です。公式ウェブサイトには、宇宙デジタルサイネージに関する情報が詳しく掲載されているので、ぜひ一度訪れてみてください。
まとめ
宇宙デジタルサイネージ事業は、広告業界に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。宇宙という特別な環境を活かしたマーケティング戦略は、企業だけでなく、個人にとっても新たな体験を提供することでしょう。立ち上げを待ち望むばかりです。