ヤマアラシの赤ちゃん
2025-06-03 16:37:14

16年ぶりに誕生!珍しいインドタテガミヤマアラシの赤ちゃん

伊豆シャボテン動物公園では、2025年4月21日、インドタテガミヤマアラシの赤ちゃんが誕生しました。これは、この動物園において16年ぶりの繁殖であり、両親は父ケンと母ハイネです。特に注目すべきは、誕生した赤ちゃんが2頭とも異なる体色を持っている点です。1頭は全身が黒褐色で、もう1頭は珍しい白色をしています。この兄弟の体色の違いは動物園のスタッフにも驚きをもたらしました。

出産当初、赤ちゃんたちは安全な環境を確保するため、両親と共に隔離されて過ごしていました。母ハイネの初産ということで、誕生後の数週間は特に慎重が求められました。しかし、約1か月が経過し、赤ちゃんたちは順調に成長したため、2025年5月21日からは公開されることとなりました。

インドタテガミヤマアラシは、昼行性ですが、実際には夜行性の傾向があり、昼間は展示場の隅などで眠っています。一般公開の時間帯である朝や夕方の給餌時には、元気に動き回る姿を見ることができるでしょう。赤ちゃんたちの体長は約20cm、体重は1kg程度で、両親と共に寄り添いながら平和に暮らしています。

この動物は、英語で「Indian crested porcupine」と呼ばれ、学名は「Hystrix indica」です。通常、植物の根や果実を好んで食べる草食性であり、地中に巣を作る特性を持っています。特筆すべきは、頭から肩にかけての長いタテガミと、棘が生えた背中の特徴で、外敵が近づくと威嚇のためにこれを逆立てることができます。この特性が彼らの生存を助けており、繁殖行動も非常に興味深いものです。

また、同園では、ラマの赤ちゃんも誕生しています。4月29日には、母ラマのかぼすがメスの赤ちゃんを出産しました。これも初産でありながら、かぼすは赤ちゃんの世話をしっかりと行っています。親子の姿を見ることができると、多くの来園者たちにとって癒しの瞬間となるでしょう。

動物たちの成長を楽しみながら、ぜひ親子の絆を感じてみてください。今後とも温かく見守っていきたいものですね。ぜひ伊豆シャボテン動物公園に訪れて、この特別な瞬間を共有してみてください。


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会社情報

会社名
株式会社伊豆シャボテン公園
住所
静岡県伊東市富戸1085番地4
電話番号

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