新入社員の新しい意識
2025-01-30 13:27:51

イマドキ新入社員の働き方:現代若手の意識調査2024からの示唆

株式会社日本能率協会マネジメントセンター(以下、JMAM)が実施した「イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2024」の報告書が公開されました。この調査は、2023年度から2024年度に新入社員となる2,498名を対象としており、彼らの働き方、環境、キャリアに対する意識がどのように変化しているのかを示しています。その結果から、これからの職場環境における新たな価値観が浮き彫りとなっています。

働き方の変化


調査結果によると、新入社員の出社率は70%に達しており、コロナ禍からの脱却が進んでいることが示されています。多くの新人が「できる限り出社したい」と感じており、これは職場の人間関係の重要性を示唆しています。在宅勤務中心の新入社員は、職場での人間関係が薄く、仕事上のコミュニケーションが取りづらいとの意見が見られました。このように、働く場所による成長の格差が広がっている現状が浮かび上がっています。

キャリア志向


キャリアに対する意識も変化しています。調査結果によると、就社志向は高まっているものの、自律的なキャリア形成を重視する意識は低下しています。この点では特に、自らのキャリアを切りひらく意識が20%も減少しており、今の新入社員たちは安定を求める傾向が強いことが伺えます。仕事に対する期待や、配属先の満足度も変化していますが、特にジョブ型採用が進展し、多くの新入社員が職に対する意識を高める結果となっています。

成長と育成課題


新入社員の育成においては、経験を通じた学びが重要視されながらも、失敗を恐れる傾向が高まっています。調査によると、約60%の新入社員が「上手くいかない経験を通じて学ぶ」を支持していますが、同時に失敗を避けたいという意見も多く聞かれました。この結果から、挑戦を促す環境の重要性が浮かび上がり、若手が安心して取り組めるような支援策が求められています。

今後の展望


この調査を通じて、現代の新入社員が直面している課題や期待に対する理解が深まりました。育成にあたっては、小さな成功体験を重ねることや、行動を評価することが重要です。また、社員が自信を持って次の一歩を踏み出せるような職場環境の整備が求められています。若い世代の働き方や意識を考慮した取り組みが、今後の組織の成長に繋がっていくことでしょう。

本調査報告書は、Z世代の特徴や、企業がどのように彼らの成長をサポートできるかを示す重要なデータを提供しています。興味のある方は、以下のリンクから調査報告書を無料でダウンロードできます。
調査報告書ダウンロードリンク


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会社情報

会社名
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
住所
東京都中央区日本橋2-7-1東京日本橋タワー9階
電話番号
03-6362-4800

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