不妊治療を支える新たなアプリ「GoPRE」とは?
株式会社ライフサカスが、待望の不妊治療生活サポートアプリ「GoPRE」(ゴープレ)のiOS版を2018年10月にリリースします。このアプリは、不妊治療を受けている夫婦の負担を軽減し、治療から得られる情報を管理しやすくすることを目的としています。さらに、リリースに先駆けてクラウドファンディングのプロジェクトも開始し、支援者を募っています。
不妊治療の現状と課題
日本では、夫婦の約5.5組に1組が不妊に悩んでいるとされています。不妊治療は通院回数が多く、精神的・身体的負担が大きいことから、87%の治療者が仕事との両立に苦しみ、約16%が転職や退職を余儀なくされています。このような背景から、治療の記録やデータ管理に多くの時間を割いているのが現状です。
実際、不妊治療を経験したライフサカスの代表・西部沙緒里さんは、自らの経験と当事者の声をもとに、アプリの開発を決意しました。30名以上のデプスインタビューを通じて、実際の悩みを理解しながら「GoPRE」のアイデアを形にしていきました。
GoPREの魅力的な機能
「GoPRE」は「独りでがんばらない不妊治療」を掲げ、以下のような便利な機能を提供しています。
1. データ管理
ユーザーは、治療に関連するデータを写真で簡単に入力し、13のカテゴリーに分類して管理することができます。これにより、ホルモン値や治療歴を効率的に整理可能です。
2. パートナーとのコミュニケーション
「みたよ」機能を搭載しており、パートナーと治療の進捗状況をリアルタイムで共有し合うことができます。これにより、情報の不一致を減らし、より円滑な治療生活をサポートします。
3. スケジュール管理
仕事と治療の両立をサポートするために、周期比較や過去を振り返ることができる二つのビューを提供しています。予定の調整が容易になります。
4. 不妊治療専用の家計簿
治療費用を周期ごとにまとめて表示し、助成金の申請や今後の予算計画に役立ちます。これにより、経済的負担を軽減する手助けとなります。
クラウドファンディングでの支援募集
「GoPRE」リリースに向けて、クラウドファンディングプロジェクトも始まっています。プロジェクトタイトルは「独りでがんばらない不妊治療へ。治療生活応援アプリを届けたい!」で、目標金額は2,000,000円。支援者は、プロジェクトページ(
クラウドファンディングページ)から参加できます。
募集期日は2018年9月30日(日)23時まで。この支援を通じて、GoPREの発展に貢献し、不妊治療に取り組む多くの方々を支援していくことが期待されています。
現代の不妊治療の現場において、GoPREがもたらす変化に注目が集まっています。治療に取り組む方々の生活が、少しでも楽になりますように。期待が高まります。