齋藤飛鳥が魅せるアイドル伝説と新たな挑戦
アイドルWEBマガジン『ガラスガール』の2023年7月・8月のカバーガールに選ばれたのは、齋藤飛鳥。この特集では、彼女のアイドルとしての歴史と、今年11月から配信予定のAmazon Prime Videoのドラマ『推しの子』での役どころについて深堀りしていきます。齋藤飛鳥は、乃木坂46のオリジナルメンバーとしてそのキャリアをスタートし、数々の困難を乗り越え、輝かしい成功を収めてきました。
黒歴史からのスタート
2011年に結成された乃木坂46は、AKB48の公式ライバルとして誕生しました。そのオリジナルメンバーの中で最年少の齋藤飛鳥は、当時わずか13歳。初のオーディション合格者として壇上に立った彼女は、一番後ろの右から4番目に位置し、初々しさが際立ちました。当時の目標は、憧れの先輩たちのような正統派アイドルになること。しかし、デビュー当初は「いちごみるくが大好き」といった幼いキャラクターで、ファンの心にはなかなか響かなかったのです。
成長と変化
デビューから数年、乃木坂46のシングルで選抜メンバーに選ばれることは少なかったものの、2013年にはアンダー曲『扇風機』でセンターをつとめ、徐々に評価を得ていきます。2015年には歴史あるファッション誌『CUTiE』の専属モデルに選ばれ、さらにファッションブランド・ANNA SUIのビジュアルモデルにも起用されるなど、彼女の姿は多くの人々に新たな魅力を与えるようになります。
その後、2017年のシングル『裸足でsummer』をはじめ、彼女は乃木坂46のセンターに上り詰め、名実ともにグループの顔となったのです。卒業するまでの間、齋藤飛鳥は5回のセンター経験を持ち、最後の1期生として後輩たちの引き立て役も務めました。そして2023年5月、東京ドームでのコンサートをもって、彼女はアイドルとしての活動を終了しました。
齋藤飛鳥の才能
齋藤飛鳥の魅力は、その多様性とクリエイティビティにあります。彼女は「自分にしか表現できない一面」を持ち、数多くのクリエイターたちから求められる存在となりました。多くのカメラマンが「彼女を撮りたい」と口を揃え、彼女の中にある美しさや神秘性が、数々の作品の中で見事に引き出されていったのです。特に、2021年の東京国立博物館での展覧会において、彼女の写真は一つのアート作品として位置付けられました。
過去のインタビューでは、彼女は学校での孤独な時期や心の闇を抱えていたことを振り返る言葉を残しています。そんな経験が、彼女をより深みのある存在へと成長させたのかもしれません。現在、彼女が演じるアイキャラクターは、地下アイドルから成功をつかむというストーリーであり、多くの共通点を持つことで話題を呼んでいます。
アイドル界最大の下剋上
齋藤飛鳥は、「アイドル界最大の下剋上」を果たした貴重な存在です。彼女は最下位からトップへの道を切り開き、乃木坂46が日本のアイドル界の頂点に立つ一助となりました。そして、彼女自身が「ハイクオリティに打ち返す能力」を持っていることで知られ、クリエイターたちが渇望するような作品を次々と生み出していきました。
今、彼女が再びアイドルとして注目されていることは、まさに彼女が持つ唯一無二の魅力に他なりません。今後の『推しの子』での活躍にも期待が寄せられます。再び魅せる彼女の姿に、心がザワザワして止まりません。ぜひ、彼女のグラビアやインタビューもお楽しみください。
文/篠本634・撮影/武田敏将・スタイリング/安藤真由美・ヘア&メイク/田村直子・フラワーデザイン/桑原佳代
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