新IoTソリューション登場
2019-11-26 11:48:28
新たなIoTソリューション「MORAT GW」が登場!効率的なセンシングとコントロールを実現する新製品
新製品「MORAT GW」の登場
株式会社ソニーコンピューターサイエンス研究所と大和ハウス工業が共同開発した新製品、クラウドネイティブなセンシングコントロールゲートウェイ「MORAT GW」がいよいよ販売開始されます。この製品は、Node.jsベースのオープンソースIoTゲートウェイ「PicoGW」を基にしており、様々なデバイスのセンシングと制御を効率的に行うことができる最新の技術です。
開発背景
現在、IoT(Internet of Things)の重要性は一層高まっています。自動運転やスマートファクトリーなど、多くの分野でデータをセンシングし、コントロールする技術が求められています。しかし、デバイス側の柔軟性が低く、適合した製品が市場にない場合はカスタム製作が必要となることが課題として挙げられます。MORAT GWは、この課題を解決するために、長年培われたFA技術やデバイスを活用し、低コストで信頼性の高いIoTシステムを実現します。
MORAT GWの特長
MORAT GWは、Modbus RTU規格に対応したセンサーとアクチュエーターを接続し、安定したデータコミュニケーションを実現します。機器間はRS-485インターフェイスを介して接続され、非常にシンプルなシリアル通信プロトコルを使用するため、容易にデータの取得と制御を行うことができます。また、Modbus規格に適合した製品は市場に多く存在し、手に入れやすい点も大きな魅力です。
MORAT GWは、産業用ゲートウェイを活用しており、クラウド側でデータを解析しアクチュエーターを操作します。そのため、設置後の機能拡張や制御のロジック変更も容易に行えます。さらに、内蔵されたSORACOM Air SIMにより、携帯電話網の電波が受信できる場所であれば、どこでも設置可能です。このシステムは高いセキュリティも確保しているため、安心して利用できます。
可視化とアクチュエート機能
MORAT GWに接続したセンサーから得られたデータは、無償のWebアプリ「IoT.kyoto VIS」で簡単に可視化することが可能です。特別な電力デマンドコントロール用のダッシュボードも提供しており、必要に応じたカスタム開発も承ります。アクチュエートロジックは、個別見積もりで対応可能です。
活用実例
MORAT GWの実用的なデモとして、工場での電力デマンドコントロールの仕組みを紹介します。このシステムを使用することで、高圧受電を行う工場において、電力の使用状況を監視し、自動制御することができます。すでに実証実験が行われており、実際のデモ映像では、電力モニタを利用したデータの可視化や、リレーによるファンの制御が確認できます。
今後の展開
MORAT GWは国内だけでなく、海外のパートナーとも連携し、シンガポールやマレーシアでのマーケティング活動を開始しています。今後も、世界各地の工場やオフィスビルにて、このシステムの導入が進むことが期待されます。
販売価格
MORAT GWの基本価格は180,000円(税抜)で、追加設備やクラウド構築の費用は別途かかることがあります。詳細な料金設定は公式ページにてご確認ください。世界中の産業に変革をもたらす「MORAT GW」をぜひご検討ください。
会社情報
- 会社名
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株式会社KYOSO
- 住所
- 京都市中京区蛸薬師通烏丸西入橋弁慶町227第12長谷ビル2F
- 電話番号
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075-229-6340