サステナブル展示会
2022-10-28 09:05:42

石川県の繊維産業が魅せるサステナブル展示会「100 INSPIRATIONS ISHIKAWA」

サステナブルな未来を提案する展示会「100 INSPIRATIONS ISHIKAWA」



石川県はその独自の魅力と伝統を持つ地域として、繊維産業においても特別な役割を果たしてきました。来たる2022年11月10日と11日に、東京・原宿で開催される展示会「100 INSPIRATIONS ISHIKAWA」は、この地域の合繊繊維産業の技術と創造性を広く紹介する絶好の機会です。

展示会の概要


展示会は2日間にわたって開催され、その内容は合繊繊維に特化したエコ素材や製品の展示に焦点を当てています。特に注目すべきは、14社の出展企業の参加です。参加企業は、株式会社アトリエヨシダ、カジレーネ株式会社、株式会社カメダなど多様です。また、展示会場では、県内で実現されたサステナブルな取り組みや製品を直接見て、触れることができます。

会場は原宿のWITH HARAJUKU 3階大ホールで、初日が12時から18時30分、2日目が10時から17時まで開催します。展示会は、事前の登録なしで参加できるため、アパレル関係者だけでなく一般の方も気軽に訪れることができます。

背景と目的


石川県の繊維産業は、地域の経済において重要であり、最近では、アパレルやデザイナーとの連携を強化し、さらなる販路拡大を目指しています。この展示会は、そのための重要なステップとして位置づけられており、県内企業の担当者が直接商談する機会も設けられています。

特に「アパレル産業連絡懇談会」の取り組みを通じて、石川県の繊維産業はアパレル業界との連携を強化する過程で、東京で展示商談会を開催するようになりました。これにより、全国のアパレルデザイナーや商品企画責任者に直接アプローチし、県産の生地の魅力を伝えることが可能となっています。

石川県の繊維産業の土台


石川県は約400年前から発展し、特に加賀百万石の城下町としての歴史があります。この地域の繊維産業は合繊の領域で特に強みを発揮しており、ナイロンやポリエステルの合繊長繊維織物では全国生産の約40%を占めています。隣県の福井県と合わせると、その割合は約67%に達し、国内大手の繊維産地としての地位を確立しています。

未来に向けた取り組み


株式会社繊維リソースいしかわは、石川県の繊維産業を支えるために様々な支援活動を行っています。人材育成や販路開拓、新技術の開発など、地域の企業が自主的にマーケティングを行い、自らの製品を市場に提案できるよう、きめ細やかな支援を提供しています。また、石川の名産である炭素繊維技術を応用し、航空機の部品として使用されるなど新たな展開も模索しています。

石川県の繊維産業は、革新を続けながらも、地域の伝統を大切にし、これからの持続可能な社会に向けた取り組みを進めています。この展示会がきっかけとなり、より多くの方々にその魅力を伝えられることを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社繊維リソースいしかわ
住所
石川県金沢市鞍月2丁目20番地石川県地場産業振興センター新館2階
電話番号
076-268-8115

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