事業承継支援プラットフォーム「TRANBI」、マッチング支援案件数が120件突破
国内最大級の事業承継・M&Aプラットフォーム「TRANBI」を提供する株式会社トランビは、2024年1月以降、事業承継・引継ぎ支援センターとの連携によるマッチング支援案件数が120件を突破したと発表しました。
この成果は、同社が2021年7月から開始した事業承継・引継ぎ支援センターとの連携によるものです。連携の内容は、支援センターに相談のある事業売却を検討する企業に対し、TRANBI上で非公開情報も含めた企業情報を掲載できるデータベース連携や、TRANBIサービスの紹介など多岐に渡ります。
近年、後継者不足による中小企業の廃業が社会問題化しており、事業承継の支援は喫緊の課題となっています。独立行政法人中小企業基盤整備機構の発表によると、事業承継に関する相談件数は過去最高を記録しており、その深刻さが改めて浮き彫りになっています。
こうした状況を踏まえ、トランビは2023年3月に「マッチングエージェントサービス」を開始しました。このサービスは、インターネット操作に不慣れな企業や、M&Aの進め方に不安のある企業を対象に、担当者が個別にサポートすることで、事業承継を円滑に進めるための支援体制を整えています。
「マッチングエージェントサービス」は、費用面でも利用しやすい料金体系を採用しており、譲渡金額に関わらず、成約時のみ一律料金を支払うシステムです。成約に至らなかった場合は費用は発生しないため、安心して利用できる点が大きな魅力です。
サービス開始以来、多くの企業から相談を受け、2024年11月15日時点で430件を超える相談実績があります。2024年1月以降は、事業承継・引継ぎ支援センターからの紹介件数が120件を突破し、年末には150件を超える見込みです。
トランビは、今後も「マッチングエージェントサービス」を通じて、中小企業の後継者不足問題の解決に貢献していくとしています。サービスに関する問い合わせは、TRANBI公式サイトまたは最寄りの事業承継・引継ぎ支援センターから可能です。すでに支援センターに相談されている企業も、本サービスの対象となるため、気軽に相談できる体制が整っています。
具体的な事例として、山口県と茨城県の事業承継・引継ぎ支援センターを通じて、飲食店と衛生機器ディーラーの事業承継が成功しています。これらの事例は、TRANBIのウェブサイトで公開されています。
株式会社トランビについて
2016年4月設立の株式会社トランビは、M&Aプラットフォーム「TRANBI」の企画・運営を行う企業です。「TRANBI」は、全国の中小企業のM&Aマッチングをサポートするオンラインプラットフォームで、個人や企業が自由にM&A案件を検索、閲覧、交渉することができます。事業承継や成長戦略を円滑に進めるための環境を提供することで、日本の経済活性化に貢献しています。
今後の展望
トランビは、今後も事業承継・引継ぎ支援センターとの連携を強化し、「マッチングエージェントサービス」の充実を図ることで、より多くの企業の事業承継を支援していく予定です。また、プラットフォームの機能向上やサービス拡充にも積極的に取り組んでいくことで、日本の事業承継市場におけるリーディングカンパニーを目指します。