NECとクラウドワークス、業務効率化を図る提携
最近、多くの企業がデジタルトランスフォーメーションを進める中、企業の働き方を見える化し、生産性向上を実現するプロダクトの重要性が増しています。そんな中、日本電気株式会社(NEC)と株式会社クラウドワークスは、クラウド型生産性向上SaaS「クラウドログ」の販売代理店契約を締結したことを発表しました。
クラウドログとは?
「クラウドログ」は、企業の様々なビジネスシーンにおいて工数を収集し、集計して可視化する工数管理サービスです。2020年3月にサービスを始め、既に800社以上に導入されています。その中でも約2割は従業員数が300人以上の大企業が利用しているという実績があります。特に、2023年10月からはNECの勤怠管理システム「勤革時」との連携を開始し、より正確な工数管理が実現可能になりました。
クラウドログのミッションは「時間を記録し、未来を豊かに。」。これを実現するため、企業の業務プロセスを可視化し、生産性を高めることをサポートしています。
継続的な連携の重要性
NECとクラウドワークスの提携は、単なる販売契約にとどまらず、両社の戦略的な連携を強化する取り組みの一環です。NECは、全国の企業に向けて「クラウドログ」の導入を推奨し、クラウドワークスが導入支援のサポートを行うことになります。このスキームにより、両社は協力して業務課題の分析や改善を図り、企業の働き方改革や業務効率化に貢献することが期待されています。
NECの企業理念と背景
日本電気株式会社は、創業から120年以上の歴史を持ち、先進技術や幅広い知見を活かして社会に貢献してきました。デジタルの力で社会価値の創造を目指し、「安全」「安心」「公平」「効率」を追求する企業として知られています。NECは、これまでに多くのインフラ整備やITサービスの提供を行っており、その経験を生かした新たな挑戦をクラウドワークスと共に進めていきます。
クラウドワークスの成長と展望
一方で、クラウドワークスは日本最大級のクラウドソーシングサービスを展開し、多くの企業と個人をオンラインでマッチングさせることで、働き方の幅を広げてきました。特に、政府機関や地方自治体を含む80以上の団体での導入実績があり、その信頼性が高いことが評価されています。クラウドワークスは、今後も「個のためのインフラ」としての役割を果たし、さらなる成長を目指していく方針です。
結論
NECとクラウドワークスの提携は、企業の生産性向上を目指す重要なステップです。クラウドログを通じて、働き方や業務プロセスの見える化が進むことで、業務の効率化やビジネスの変革が促進されるでしょう。今後、両社が連携を強化し、さらなる成果を上げることが期待されます。企業はこれからの時代において、どのようにして生産性を向上させ、社員一人ひとりが持つ可能性を引き出すかが問われ続けるでしょう。