地域を巻き込むオレンジリボン運動
11月は「児童虐待防止推進月間」。この月に合わせて、国際こども・福祉カレッジの学生たちが地域で行っているオレンジリボン運動の取り組みが注目されています。オレンジリボン運動は、児童虐待防止全国ネットワークによって推進され、子どもが安心して成長できる社会の実現を目指した啓発活動です。その意義を理解し、実践するために学生たちは授業の成果を地域に還元しています。
鏡淵小学校での文化フェスティバル
この活動の一環として、福祉心理・大学科の1年生は11月1日に鏡淵小学校で開催された文化フェスティバルに参加し、「子ども虐待防止」をテーマにした啓発ブースを設置しました。学生たちは、授業で学んだ知識をもとにチラシやポスターを制作し、手書きのホワイトボードを用いて内容をわかりやすく紹介しました。特に児童の興味を引くために、将来の夢を書いたメッセージカードや、楽しいわなげコーナーも設け、遊びを通じて子どもたちや地域の方々との交流を楽しみながら、自身を大切にし、困ったときには相談することの大切さを伝えました。
アウトプット型学習としての意義
今回の取り組みは、学びを地域社会に生かす「アウトプット型学習」として位置づけられています。学生たちは、福祉や心理の分野で学んだことを活かし、どのようにして関心を持ってもらえるか、そしてどのような言葉を選べば理解してもらえるかを熟考し、準備に取り組んできました。この活動を通じて、子どもたちや保護者との直接の関わりが、彼らにとっての伝え方の大切さを再認識する機会となりました。
参加した学生の中には、「小学生や保護者との交流が楽しかった」との感想や、「選ぶ言葉一つで相手の受け取り方が変わると実感した」「地域の人々と話すことで福祉の仕事について具体的に理解できた」といった声が挙がり、学んだことを通じて将来への志を高める時間となりました。
地域との連携を強化して
国際こども・福祉カレッジでは今後も地域との結びつきを大切にし、福祉、心理、教育の分野を横断する学びを実践し続けます。このオレンジリボン運動は、学生が社会的課題に主体的に関与し、実践的な経験を積む貴重な場となっています。「子どもたちをみんなで守る社会を私たちの手で」という願いを胸に、さらなる啓発活動を行っていきます。
学校法人国際総合学園国際こども・福祉カレッジは、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士など、福祉関連の人材を育成しています。今後とも、体験的な教育を通じて教育効果を高めていく努力を続けていきます。
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【NSGグループについて】
NSGグループは、教育事業や医療・福祉、介護事業を中心に、多岐にわたる事業を展開する企業グループです。地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指し、安心して働ける環境を提供するために貢献しています。