学生と企業が共に成長する場、顧客価値共創プログラム
信州大学の学生たちが、長野エリアの企業が直面する実際の課題に挑戦する「顧客価値共創プログラム(CVCC)」が、2025年の秋に実施されました。このプログラムは、企業の事業成長を目指すもので、学生が自身のアイデアを基にした提案を行う実践型の共創活動です。
CVCCの目的と内容
CVCCは、企業のリアルな経営課題に対して学生が自らの知識や経験を活かして提案を行うことを目的としています。受講者は週1回のセッションに参加し、実務経験豊富な講師からの指導を受けながらアイデアを育て、形にしていきます。このプログラムの特徴は、優れた提案が企業に採用される可能性があり、さらに社会に実装される可能性がある点です。
今回は新たに金融機関が加わり、「産学金連携」として長野地域の活性化を図るとともに、次世代のビジネスリーダーを育てることが目指されました。
実施されたプロジェクト概要
プログラムは2025年10月から12月にかけて実施され、以下の2つのプロジェクトが行われました。
1. 長野トヨタ プロジェクト
- - テーマ: 長野発の未来を支える「カーシェア」共創プロジェクト
- - 内容: 信州大学キャンパスを起点とし、新たなカーシェアサービスの利用法を模索。学生の視点から、地域貢献を目的とした新しいモビリティの形を提案しました。
2. ミールケア プロジェクト
- - テーマ: みんなで楽しむ「ミライの食体験」開発プロジェクト
- - 内容: ビュッフェレストラン「みーるマーマ」で提供する新メニューや顧客価値の創出を目指しました。特に体験型のサービスやインバウンド需要に対応した斬新なアイデアが寄せられました。
実施結果から得られた成果
プログラム終了後の参加者アンケートによれば、全ての学生が自身の成長を実感したと答えました。また、企業側からは「学生の革新的な発想が新たな刺激となった」との声が寄せられ、地域課題解決と人材育成の成功が確認されました。
今後は、CVCCから生まれた提案を社会実装へと進めるための検討が始まります。長野地域における持続可能な発展を支える次世代のリーダーの育成や地域課題の解決に向けた取り組みは、今後さらに進んでいくことでしょう。
共同実施団体の概要
このプログラムは、以下の機関と企業によって共同で開催されました:
- - 信州大学 学術研究・産学官連携推進機構: 産学官との連携を強化し、新たな社会創造に努めています。
- - 三井住友海上火災保険株式会社: 地域企業の持続的成長を支援。
- - 株式会社八十二長野銀行: 地域経済を支える金融機関として企業の成長を促進。
- - KANDO株式会社: 価値創造を推進し、中小企業や大学との連携を深めています。
今後の展望
CVCCプログラムは、地域の活性化だけでなく、参加する学生自身のスキル向上にも寄与しています。今後とも、長野地域において次世代のリーダーを育成し、地域社会の課題解決に向けた取り組みを続けていく所存です。