山口発祥の「和食ファミリーレストラン」のパイオニア「みほり峠」が創業祭を開催!
山口県山口市にある「みほり峠」大内店は、日本の「和食ファミリーレストラン」ブームの火付け役となったお店です。1978年に日本初の郊外型「和食ファミリーレストラン」をオープンし、以来、家族団らんやちょっとしたハレの日の食事処として親しまれてきました。
「みほり峠」を運営する株式会社MIHORIは、来年創業50周年を迎え、地元のお客様への感謝を込めて「創業祭」を開催しています。
創業祭は、懐かしさと新しさを融合させた企画が満載!
「創業祭」は、3月1日からスタートし、現在も各店舗で様々な企画が展開されています。
第一弾は、3月1日から5月31日まで実施された「復刻メニュー」企画。過去に人気を博したメニューを復活させ、懐かしさを味わえる内容でした。特に「まんぷく定食」や「うどんパフェ」は、40代、50代のお客様から好評で、リピーターも続出しました。
7月1日からは第二弾として、各業態で趣向を凝らした企画が展開されています。
「みほり峠」と「和み亭」では、149円で追加メニューが楽しめるお得な企画を実施中。
「とんかつ」店では、7月22日から24日までの3日間、飲食代から20%のキャッシュバックを実施しています。
「焼肉」店では、「カルビ王国」時代の懐かしいメニューを7月22日から8月9日まで復活させています。
「ステーキ直治郎」では、7月22日限定で食べ放題企画を実施。
「みほり峠はなれ」では、夏祭り企画として、お子様向けのプレゼントやワゴンサービスを実施しています。
「炉舎」では、山口きらめき牛ステーキが楽しめる4900円の特別コースを提供しています。
山口県は、日本のロードサイド飲食業発展の礎を築いたエリア
日本の外食産業は、1970年代に郊外ロードサイドで隆盛した「ファミリーレストラン」が発展のきっかけとなりました。その中心となったのは、実は東京ではなく、山口県をはじめとする西日本でした。
山口県では、トヨタカローラ山口の子会社が設立した「サンデーサン」が、1976年2月に徳山市(現・周南市)に1号店をオープンし、その後全国展開を果たしました。
「サンデーサン」は、すかいらーく、ロイヤルホスト、デニーズと並び、「外食四天王」と呼ばれ、1970年代後半から1980年代にかけて、日本の外食産業を牽引しました。
「うどん」専門店から「和食ファミリーレストラン」へ
「みほり峠」は、創業者の藤井公氏が1975年7月に山口市内のアーケード商店街にオープンしたうどん専門店でした。
当初は「学生うどん」100円という価格で、地元の学生を中心に人気を集めました。その後、1978年に郊外ロードサイドに2号店をオープンし、うどんを汁物と位置付け、てんぷらや刺し身、一品料理を組み合わせた「お膳スタイル」のメニューを導入しました。
このメニューは大好評で、1984年にオープンした大内店では、3世代ファミリー向けの充実した座席配置と、さらに洗練されたメニューが功を奏し、大きな成功を収めました。
同世代の経営者たちとの交流が「みほり」を成長させた
藤井氏は、経営専門誌で出会った飲食業コンサルティング会社の代表の熱いメッセージに感銘を受け、同社の会員となり、同世代の経営者たちと交流を始めました。
その交流を通じて、地元でセントラルキッチンを設立し、商品の安定化を実現。地元の人々に愛される「和食ファミリーレストラン」としてのローカルチェーンを確立しました。
藤井氏の成功は、全国の若い経営者たちに影響を与え、各地で同様の業態が展開されるようになりました。こうして、郊外型の「和食ファミリーレストラン」は、日本の外食産業の定番となりました。
地域社会と密接につながる「山口のソウルフードレストラン」
「みほり」は、創業以来、地元のお客様とのつながりを大切にしてきました。現在では「みほり峠」3店舗に加え、和食店、焼肉店、とんかつ店、唐揚げ専門店、カフェ、洋菓子店など、山口県、広島県で計25店舗を展開しています。
「みほり」の各店舗には、地元ローカル企業ならではの「細やかさ」と「愛情」が溢れています。
近年では、山口市がアメリカの『The New York Times』の「2024年に行くべき52カ所」に選ばれるなど、観光地としても注目を集めています。
山口県を訪れる際は、ぜひ「みほり」の各店舗に足を運んでみてください。