アート展「参加する」 -えらぶ。つくる。かんがえる。
一般社団法人fanfareが主催するアート展「参加する」では、障害福祉についての理解を深めることを目的に、札幌市でさまざまなアート活动を展開します。本イベントは、2025年2月16日(日)に札幌駅前地下歩行空間で行われ、地域の学生や児童を対象にした作品の展示や体験型ブースが設けられます。特に「吾輩は画家である」と題されたファン投票型絵画展では、作品の作者の情報を非公表とし、訪れた方が自分の好きな作品に投票する形式を採用。これにより、障害の有無に関わらず、作品自体の価値が評価される場を提供します。
イベントの趣旨
本展は、障害や福祉に対する偏見をなくし、日常生活の中で自然とそれに触れてもらうことを目的としています。参加者は作品を通じて、障害のある人々の豊かな表現を体感し、彼らの自己肯定感を育む機会を得ることができます。また、今回は「障害の視点ブース」や「ワークショップ」を設け、参加者がさまざまな形で福祉に触れ、考えるキッカケを創出します。
1. 吾輩は画家である - 名前はまだない -
この絵画展の主要なテーマは、自身の描いた作品が他者に感動を与える可能性です。出展する子どもたちが描く作品は、彼ら自身の自信を育む素晴らしい機会です。SNSなどを通じた作品の紹介により、多くの人々のリアクションが作者の元に届く仕組みを整えました。この取り組みによって、子どもたちは自己表現の重要性に気づき、さらには自分の作品を通じて他者と繋がる喜びを感じられるのです。
2. いろんな視点ブース
障害のある世界に触れた経験が少ない方々ために、さまざまな体験型ブースも用意しています。具体的には、ディスレクシアや色覚障害、車椅子から見える世界をシミュレーションすることで、多様性の理解を促進します。これにより、普段とは異なる視点で世界を見つめ直す機会が得られるでしょう。
3. ワークショップ
子どもたちが楽しみながら福祉を学べる場として、ワークショップも行います。塗り絵やアップサイクルアートを通じて、創作活動を体験し、自分のアイデアを形にすることができるブースを設けます。
4. 物販コーナー
さらに、アート展に関連した商品も販売します。障害のある方々が手作りしたスイーツや、北海道産の規格外の野菜を利用したスイーツなど、地域の特産物を活かした商品が並びます。これらの販売を通じて、福祉やSDGsの理解を深めることにも寄与します。
実施概要
- - イベント名:「参加する」アート展 -えらぶ。つくる。かんがえる。-
- - 日時:2025年2月16日(日) 11:00〜18:00
- - 会場:札幌駅前地下歩行空間 憩いの空間(チ・カ・ホ)
- - アクセス:地下鉄さっぽろ駅・大通駅直結
- - 参加費:無料
- - 公式WEBサイト:こちら
- - 主催:一般社団法人fanfare
- - 後援:札幌市、札幌市教育委員会、札幌市社会福祉協議会
- - 助成:北海道新聞社会福祉振興基金
- - 協力:放課後等デイサービス ぴすと学舎・プラス、UMEBU t.d.p 、Kiroai
このアート展を通じて、多くの人々が障害や福祉について理解を深め、共生社会実現へ向けた一歩を踏み出してくれることを願っています。