松尾産業がポリイソシアネート製品『SAPICI』を導入し供給安定化を図る

松尾産業、最新ポリイソシアネート製品『SAPICI』を取り扱い開始

松尾産業がイタリアの原料メーカー、SAPICIのポリイソシアネート製品の取扱いを正式に開始しました。この新しい製品群は、持続可能な製品供給を目指す業界内で大注目されています。特に低フリーモノマーである「POLURGREEN シリーズ」が含まれ、取扱者の健康にも配慮した設計が特徴です。製品の主成分には、トリレンジイソシアネート（TDI）やジフェニルメタンジイソシアネート（MDI）の誘導体が使用されており、業務現場での使用が想定されています。

サプライチェーンの安定化が求められる中で

最近では、国内外での供給問題が増えており、特に国内の大手TDI生産の停止は、多くの顧客に影響を与えています。松尾産業は2020年4月からウレタン塗料や接着剤用硬化剤のマーケティングを開始し、この分野に対するニーズの高まりを感じていました。今後も、SAPICIのポリイソシアネート製品は、さまざまな用途での需要に対応できると期待されています。

SAPICIの製品特徴

SAPICIの製品は、10年以上の実績を持つ低フリーモノマーで構成されており、環境規制にも対応しているため、業界の安全基準をクリアしています。EUのREACH規制が2023年4月に強化される中、SAPICIの製品は、規制値を満たしており、より安全に使用できます。また、「POLURGREEN シリーズ」は、取扱者の健康リスクを低減することも目的としています。環境への配慮が欠かせない現代において、このような製品の存在は重要です。

松尾産業の取り組み

松尾産業は「Connecting the Peaks」という理念の下、世界中の先端技術や情報を集め、革新的な製品を提供してきました。長年の経験と知識を元に、化学品や自動車部品を中心に新素材の開発にも力を入れています。特に、近年増加する供給リスクに対し、原材料の調達をスムーズに行うための技術と情報力を活かしています。今後も、松尾産業は顧客のニーズに応えるべく、製品の供給を安定させ、製造業の未来に大きく貢献していくでしょう。