Baseから生まれた新たなキャリアの可能性と希望のストーリー

新たなキャリアの始まり

2025年7月、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト（須磨UBP）が運営する就労継続支援B型事業所「Base」から新たに利用者さんが就職を果たしました。この利用者さんは、2024年に一度就職した後、二人目の成功者です。このニュースは、希望や可能性を広げる素晴らしい出来事として、多くの人々に影響を与えました。

途切れることのないサポート

Baseでは、障がいを持つ利用者に優れた就職支援を提供することを重視しています。具体的には、履歴書作成や面接練習、求人の検索といったサポートが行われています。利用者一人ひとりの特性やニーズに応じた支援を通じて、彼らのチャレンジを支えています。

今回就職された利用者さんは、約2年間にわたってBaseに通所していました。最初は週1回の利用からスタートし、徐々に通う回数を増やし、最終的には週3回の通所ができるようになりました。このような成長は、Baseでの支援の成果を示しています。

作業の内容と成長の記録

就職を目指す利用者さんは、軽作業やパソコン作業を行ってきました。具体的には、シール貼りやチラシの挟み込みの他に、SNSのインプレッション集計や、企業依頼によるデータ集計業務も手がけていました。これにより、実務経験が蓄積され、自信を持って就職活動を続けることができました。

諦めない姿勢が実を結ぶ

就職活動中には、書類選考に落ちることもあれば、面接の結果が出ないこともありました。そうした試練の中でも、前向きに取り組んできたことが、最後には喜びの結果につながりました。「継続は力なり」との言葉を胸に、努力が実を結ぶ瞬間が訪れました。

みんながチャンスをつかむ場に

Baseでは、「やってみたいこと」や「得意なこと」に取り組む機会が設けられています。パソコン作業では、イベントチラシの制作や商品の売上集計など、実際の仕事に通じる作業を行っており、利用者さんの自信を育てています。また、木工や手芸を通じて、自分の特技を活かすことで、他者の役に立つ素晴らしい経験が得られています。

新たな希望を繋ぐ

現在、Baseでは、3名の利用者が就職活動を行っており、今回のMさんの成功は、他の利用者に「自分にもできるかもしれない」と感じさせる大きなきっかけとなっています。彼らが自分のペースで目標に向かって進めるように、Baseは今後も寄り添った支援を続けます。

就職最終日には、事業所の皆が心温まるメッセージカードと写真を贈り、仲間との別れをすることができました。一緒に過ごした時間は、利用者にとってかけがえのない経験であり、いつでも戻って来てほしいという願いが込められています。