対面面接の是非
2020-05-25 16:39:40

対面型面接の再開に対する学生の戸惑いと期待

はじめに



新型コロナウイルスの影響で、就職活動のスタイルが大きく変化しました。対面での面接が難しくなった結果、多くの企業がオンライン面接を導入するようになりましたが、最近では対面型面接の再開を希望する声も聞かれるようになっています。しかし、その再開には学生たちからの不安の声も多く寄せられています。

調査結果の概要



2020年5月に実施された調査によると、対面型選考の再開について「すぐに行いたい」という学生はわずか8%で、「様子をみて徐々に」が61%に達しました。その一方で、最終面接や内定出しの形式に関して、67%の学生がオンラインを希望しているという結果が出ています。特に、対面での実施を希望する学生は32%で、依然として多くの学生がオンラインを好んでいることがわかります。

学生の声:オンライン面接の利点



多くの学生がオンライン選考の継続を望んでいる理由は様々です。感染症のリスクが完全には解消されていない中で、個室での面接を受けることに抵抗を感じる学生もいます。また、移動に伴うリスクも考慮されています。オンライン面接では、事前に準備した内容をしっかり伝えることができるため、学生の実力や考えも正確に評価されると考える声も多いです。移動時間が省けることで、同日に複数の面接を行えるという利点も指摘されています。

学生の声:対面面接のメリット



一方で、対面での実施を希望する学生も存在します。彼らは、企業側が本気で選考を行っていると実感できるからです。オンラインでは伝わらない、面接官や企業の雰囲気を直接感じて判断材料にしたいとの意見もあり、実際に会うことで得られる情報は、オンラインでは得られないものがあるとの指摘もあります。また、内定を得る瞬間の特別な感動がオンラインでは薄れていると感じる学生も多いようです。

リスク管理に対する疑問



調査に参加した学生の中には、企業が対面選考を求める姿勢に危機感を抱く声もあります。特に、2020年4月からの緊急事態宣言中にオンライン面接を整備しなかった企業の印象は、マイナスの評価を受けています。この状況で、対面を強いる企業はリスク管理が甘いのではないかと不安に感じる学生が多いようです。

結論



コロナ禍における就職活動の形は、大きな変革を迎えています。対面型面接を望む学生とオンラインを希望する学生の意見が交錯する中、企業はどのように選考スタイルを適応させていくのか、今後の動向が注目されます。新しい時代の選考方式が、学生たちの就職活動においてどのように影響を及ぼすのか、引き続き見守っていく必要があります。

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株式会社ピボット
住所
東京都千代田区飯田橋1-12-7MSビル7F
電話番号
03-5213-6991

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