フィットネス業界が進化する!「5大フィットネストレンド2025」
2025年12月9日、東京・原宿にて株式会社hacomonoが主催するトークセッション「hacomono Fitness Headlines 2025」が開催されました。この場には、フィットネス業界の権威が集結し、約100本のフィットネスニュースの中から未来のフィットネスを形作る重要なトレンドを選出しました。
有識者たちが選ぶトレンドとは
登壇者には、RIZAPグループの鈴木氏、日本体育大学の岡田氏(バズーカ岡田)、株式会社LOIVEの前川氏、株式会社FiTの小林氏が名を連ねました。彼らの見解を基に、業界の未来として特に注目されたのが「5大フィットネストレンド」です。
1. 低価格×手軽さで24時間ジムが再生
国内におけるフィットネス参加率を20%に高めるべく、鈴木氏が展開する「chocoZAP」をはじめ、24時間ジム市場は急成長を遂げています。低価格でアクセスしやすい環境が整い、カジュアル派と本格派が共存하는新たなフィットネス文化が形成されています。小林氏もこの成長を実感しており、安価なジムの台頭を力強く支持しました。
2. ピラティスの進化と深化
ピラティスも新たなカルチャーとしての地位を確立。前川氏によると、マシンピラティスの店舗数が100を超え、多様な利点が広がっています。特に姿勢改善やリハビリの場として医療分野でも注目を集め、ピラティスがますます多くの人々に受け入れられています。
3. 筋トレの普遍化
筋トレは世代を超え、健康維持の手段として広がってきています。特に70代以上の筋トレ参加率が10倍に増加し、健康管理の一環として位置づけられています。この傾向は鈴木氏も認めており、フィットネスが社会に浸透する様子が伺えます。
4. 新たなスポーツの誕生
HYROXやピックルボールなど、欧米からの新競技が日本でも注目されています。岡田氏が指摘するように、これらは世代や背景を問わず参加できる特性があり、人々がスポーツを楽しむ新しい形を提供しています。前川氏もピックルボールを体験し、日本市場への期待を寄せています。
5. フィットネスと地域密着
フィットネスが地域社会に根ざす動きも顕著になっています。小林氏が述べる通り、自治体や異業種との連携が拡大し、フィットネスが住民の健康基盤を支える役割を果たすようになっています。この流れは教育の分野にも影響を与え、学校の部活動にフィットネスクラブが進出する事例も増えています。
今後の展望
これらのトレンドを背景に、フィットネス業界はますます進化を遂げていくでしょう。健康意識の高まりや新しいスポーツ文化の浸透は、業界の発展に寄与し、より多くの人々にフィットネスを楽しむ機会を提供することが期待されています。
2025年のフィットネスがどのように展開していくのか、ますます目が離せません。詳細はhacomonoのYouTubeチャンネルでご覧いただけます:
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