株式会社MediCEがリリースした『クリニックパートナー360』
株式会社MediCEは、医療機関の効率的な運営を支援する新しいシステム『クリニックパートナー360』を2024年11月1日に発表しました。このクラウド型システムは、クリニック特有の運営上の課題を解決し、スタッフの負担を軽減するために設計されています。
現在の医療現場の課題
多くのクリニックでは、インシデントレポートの導入が進んでいないのが現状です。これは、高額な従来のシステム導入が大きな障害となっているためです。また、医療安全や感染対策を十分に教育することが難しい院長の負担も問題視されています。『クリニックパートナー360』は、こうした課題を克服し、クリニックのデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現します。
クリニックパートナー360の主要機能
このシステムには、以下のような重要な機能が搭載されています:
1. インシデント報告・管理機能
医療現場での迅速なインシデント報告が可能となるこの機能は、特にクリニックに特化しています。多くのクリニックでこのシステムが稼働することで、安全対策が強化され、報告・管理の効率が向上します。ユーザーは、様々なタイプのレポートを管理し、安心できる環境を実現できます。
2. eラーニング機能
特に医療安全や感染対策の教育において、院長にかかる時間的な負担を軽減します。全スタッフが必要なトレーニングを受けやすくなり、法令遵守も徹底できます。年に2回の必須講習も容易に実施できるため、クリニック全体の教育水準を維持できます。
3. 業務テンプレートの提供
雇用関連や人事管理、医療業務、経営管理に必要な各種テンプレートを活用できることで、日常業務の効率化が実現します。標準化が進むことで、スタッフの負担が軽減されます。
4. 院内掲示板
スタッフ向けのお知らせを一元管理できる院内掲示板機能は、重要な連絡事項を迅速に共有します。過去の情報もすぐに確認できるため、透明性の高い運営がサポートされます。
5. ドキュメントアップロード機能
重要なドキュメントをPDF形式で簡単に共有できます。これにより、紙資源を節約し、情報の管理が効率化されます。必要な資料にすぐにアクセスできる利点もあります。
MediCEの目指す未来
株式会社MediCEは、医療現場を革新し、医療従事者がより安全かつ効率的に業務を遂行できる環境の提供を使命としています。『クリニックパートナー360』は、医療の質を向上させ、患者と医療従事者の信頼関係を強化することを目的として開発されました。
MediCEは、クリニック向けのeラーニングシステムやインシデント報告システムなどを通じて、医療業界の多様なニーズに応えています。今後も、この革新的なシステムを通じて、持続可能で良質な医療を提供し続けることを目指します。