立正大 ウズベキスタン調査隊報告会
2024-07-17 12:13:42

立正大学ウズベキスタン学術調査隊、2024年度第1回報告会を開催!古代遺跡から中央アジアの魅力を探る

立正大学が、ウズベキスタン学術調査隊の2024年度第1回報告会を開催します。本報告会では、今年度の調査対象となる古代遺跡の紹介と、ウズベキスタンでの実習科目(フィールドワーク)の実践報告が行われます。

報告会は、2024年8月5日15時~16時30分に、立正大学品川キャンパス1364教室で開催されます。

第1部では、文学部教授の岩本篤志氏が「ダルヴェルジンテパ発掘小史」と題し、ウズベキスタン・スルハンダリヤ中流域に位置する古代都市遺跡ダルヴェルジンテパの発掘の歴史について詳しく解説します。ダルヴェルジンテパは、紀元前3世紀から8世紀にかけて栄えた巨大な都城址であり、その発掘調査は、古代ウズベキスタンの歴史と文化を解き明かす上で重要な役割を担っています。

続く第2部では、地球環境科学部専任講師の川添航氏が「異文化・地域理解の題材としてのウズベキスタン巡検―地理学科『海外調査法およびフィールドワーク』から考える」と題し、立正大学地理学科で実施されている海外巡検(フィールドワーク)の事例を紹介。中央アジア・ウズベキスタンが、異文化理解・地域理解の題材として持つ魅力について考察します。

立正大学ウズベキスタン学術調査隊は、2014年から続くウズベキスタン学術交流プロジェクトの一環として、ウズベキスタン国内の仏教遺跡調査を目的として結成されました。このプロジェクトは、日本国とウズベキスタン共和国間の戦略的パートナーシップ強化を目的とした共同声明に盛り込まれ、文部科学省の私立大学研究ブランディング事業にも選定されるなど、高い評価を受けています。

調査隊はこれまで、ウズベキスタン科学アカデミーとの連携のもと、テルメズ付近にあるクシャーン期の仏教寺院遺構カラ・テペの発掘調査を実施。さらに、テルメズ大学との共同研究として、仏塔遺構ズルマラの周辺発掘調査も行っており、ズルマラはウズベキスタン政府による保存措置が進められています。2023年5月には、タシケント国立東洋学大学との大学間交流協定を締結し、中央アジアのツーリズムに関する調査・学術交流を開始しました。

立正大学ウズベキスタン学術調査隊は、今後もウズベキスタンとの学術交流を深め、古代遺跡の発掘調査やフィールドワークを通じて、歴史・文化・社会に関する貴重な知見を収集し、国際的な学術研究に貢献していく予定です。


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