東京都が取り組む育業を応援する新プロジェクト
東京都は、育児を「休み」ではなく「大切な仕事」として捉える「育業」理念を広めるために、新たなプロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、多様な主体との連携を強化し、育業を社会全体で支援する気運を高めることが目的です。
育業PRの事業者決定
この度、東京都と協力して育業の理念とロゴを広めるキャンペーンを実施する事業者が選定されました。これにより、育業の認知度を高めるためのさまざまな取り組みが行われます。
株式会社紀文食品による施策
紀文食品は、11月から2月にかけて、ステークホルダーへの育業PRを行います。具体的には、約1万人の株主に育業に関する資料を送付し、株主優待の発送時にチラシを同封。また、築地総本店においても店内ポスターを掲示し、訪れるすべての人に育業PRを行います。
コナミスポーツ株式会社との連携
コナミスポーツは、12月から2月の間に都内27施設で育業を推進します。館内のデジタルサイネージでは育業関連の動画を流し、目を引くポスター掲示と共に、多世代が参加できる体操プログラムも実施予定です。家族みんなで楽しむ「パパ・ママのできた!」をテーマにしたプログラムが期待されます。
東京ガスによる育業の普及
東京ガスは12月から3月にかけて、育業応援特設サイトを立ち上げるほか、育児に役立つレシピをテーマにした料理教室も開催します。暮らしのノウハウを活用し、新たな育業サポートを提供することが目指されています。また、ガスの科学館にて育業に関するパネルを展示する企画も進行中です。
日本マクドナルドの取り組み
日本マクドナルドでは、2月から都内346店舗全てで育業のPRを行います。店内トレイマットやデジタルボードを利用し、お客様に向けて育業の大切さを発信します。
ポプラ社と絵本キャラクター
ポプラ社は12月から3月にかけて、絵本キャラクター「おにのこにこちゃん」を用いて育業を広める施策を実施します。300の保育園・幼稚園を対象に紙芝居を制作し、訪問してPR活動を行います。
未来の東京を目指して
このプロジェクトは「未来の東京戦略」の一環であり、子供が笑顔で過ごすための支援を強化していくことを目的としています。東京都は、育業応援プロジェクトを通じて、こどもスマイルムーブメントを推進し、東京を笑顔あふれる街として発展させていくことを目指しています。これにより、育児の重要性を再認識し、育児を行うすべての人々がサポートされる環境を整えていきます。