Sprocket、A/Bテスト成果を最大化する新機能を発表
WebサイトやアプリのCX(顧客体験)改善を目指す株式会社Sprocketは、2024年8月7日に新しいベータ機能「表示率自動調整機能」を発表しました。この機能は、A/Bテストの実施期間中に成果を高めるために設計されたものです。
A/Bテストの課題解決
A/Bテストは、異なるデザインやコンテンツを比較して最適なパターンを見つける手法ですが、テスト期間中はさまざまなパターンが表示され続けます。つまり「ベストなパターン」が集中的に表示されるわけではないため、特に季節限定のキャンペーンなど、時間に制限のあるシナリオでは、得られた知見を有効に活用しきれないこともありました。
新しい「表示率自動調整機能」を導入すると、A/Bテストの実施中に自動で成果が高いパターンを判別し、それに応じて表示率を柔軟に調整することが可能になります。これにより、テストを継続しながらも成果最大化を図ることができるのです。
具体的な活用シナリオ
この機能は特にユニークなユーザー数が多い場所や、期間限定のキャンペーンにおいて効果を発揮します。例えば、トップページのように多くのユーザーが訪れる場所でSprocketのシナリオを実施すると、その効果を実感しやすくなります。特定のパターンがコンバージョン行動に大きく寄与している場合、この機能を利用すればそのパターンの表示率が自動的に向上し、ユーザーの行動を早く引き出すことが可能になります。
さらに、例えば2週間のサマーセール期間中にA/Bテストを実施する場合、得られたデータを基に次回の施策を考えるのではなく、その場で成果を最大化することができます。A/Bテストと売上向上を両立できるのは、特に新機能ならではのメリットです。
無料利用について
「表示率自動調整機能(ベータ版)」は、Sprocketを既に契約中の顧客は費用無料で利用可能です。各シナリオに対して機能を有効または無効に設定できるため、詳細については担当のコンサルタントに問い合わせることが推奨されます。
Sprocketの目指す未来
株式会社Sprocketは「テクノロジーで人と企業が高め合う関係を作る」というミッションを掲げており、CX改善プラットフォーム「Sprocket」の開発と運用を通じて、顧客との効果的なコミュニケーションを実現しています。顧客行動データをリアルタイムで収集し、分析することで、最適な顧客体験を提供することを目指しています。
今後も、顧客のニーズに基づいた機能開発に取り組み、より良質なCXを実現することで、顧客の成功に貢献することを続けていくでしょう。