メシウス株式会社が新たな業務アプリ支援ツールを発表
メシウス株式会社は、2025年1月15日に新しい業務アプリケーション開発支援ツール「ComponentOne 2024J v2」を市場に投入することを発表しました。この新バージョンには、特に注目すべき機能として、.NET MAUIへの対応があります。
.NET MAUIとは?
.NET MAUIは、プログラミング言語C#とXAMLを利用して、ネイティブのモバイルアプリケーションやデスクトップアプリケーションを開発するためのクロスプラットフォームフレームワークです。これにより、単一のコードベースからWindows、macOS、Android、iOS向けのアプリを容易に開発できます。
新たに提供される「ComponentOne for .NET MAUI」は、データグリッド、チャート、カレンダーなど、業務アプリケーションに必要不可欠なUIコントロールを豊富に備えています。これにより、開発者は直感的で使いやすいインターフェースを持つアプリケーションを効率良く構築することができるでしょう。
最新技術に対応した新機能
「ComponentOne 2024J v2」では、Microsoftが2024年11月にリリースした最新のアプリケーションフレームワーク「.NET 9」にも対応。これにより、アプリのパフォーマンス向上やセキュリティ強化が期待されています。
さらに、WindowsフォームとWPF用の全コントロールには、Microsoft 365テーマが設定可能になり、開発者は外観を簡単にカスタマイズできるようになります。テーマは白、グレー、ダーク、グリーン、カラフルの5種類から選べ、テーマデザイナーを使えば独自のテーマの作成も可能です。
また、新たに追加された「FlexViewer」コントロールによって、レポート(FlexReport、SSRS)やPDFドキュメントを視覚的に表示することができるようになります。このコントロールはインタラクティブなUIを提供し、ページナビゲーション、ズーム、レイアウト変更、テキスト検索などが可能です。
開発者への新たな可能性
ComponentOneは、デスクトップ、Web、モバイルに対応した.NETアプリケーション開発を可能にするツールです。その豊富な機能により、小規模な社内システムから大規模エンタープライズシステムまで、幅広い業務システムの構築を支援します。新しいライセンスは220,000円(税別)からで、初年度のサブスクリプション方式で提供されます。
メシウス株式会社について
メシウス株式会社は、1980年に設立されたソフトウェア開発支援ツールの開発と販売を行う企業です。近年では、業務改善ソリューションや学校法人向けのシステム開発にも注力しています。本社は仙台市泉区に位置しており、関東や関西にも支社を展開しています。国内外で高い評価を得ているその技術力は、業務アプリ開発の新たなスタンダードへと繋がっていくことでしょう。自社の技術を駆使し、今後もさらなる成長を続けるメシウス株式会社から目が離せません。