渋谷区広尾に誕生した「COYORI」とは
東京都渋谷区広尾に、地域とサステナビリティをテーマにした新しい飲食店「COYORI」がオープンしました。9月2日から本格的に営業を開始したこの店舗は、カフェ、バー、ショップの機能を兼ね備え、地域素材を活用した多彩なメニューを提供します。
「COYORI」の由来とコンセプト
店舗名の「COYORI」には、「YORI」を中心にして地域の新たな価値を生み出すという意味が込められています。具体的には、”ここより”新たな魅力を発信し、地域を盛り上げていくというビジョンがあるのです。このカフェ・バーでは、日本各地で採れた食材を使った料理や、アップサイクルされた商品を楽しむことができます。
特徴的なメニュー「YORI」
COYORIの看板商品は、NO NAME DISTILLERYによるサステナブルジン「YORI」です。このジンは、規格外の果物や野菜などを使用することで、フードロスの解消に貢献しています。具体的には、北海道上川地域の松の捨てられる枝や葉、静岡県富士地域の柑橘系ピール、さらには瀬戸内のオリーブなどを使って作られています。これらの素材は、価値のあるものでありながら、通常であれば廃棄されてしまうものです。
また、「YORI」は世界的に権威のある品評会「IWSC 2024」においても高く評価されています。これは、地域の良さを最大限に活かしたジンであることを証明しています。
NO NAME DISTILLERYのミッション
「YORI」を製造するプロジェクトチーム、NO NAME DISTILLERYは、地域の生産者と消費者をつなぐ役割を果たしています。このチームは、蒸留所を持たずに、幅広い地域で築いたネットワークを最大限に活用してサステナブルジンを作り上げています。地域の資源を大切にし、価値ある素材の魅力を引き出すことに注力し、今後も様々な地域とのコラボレーションを進めていく予定です。
株式会社Connec.tについて
「NO NAME DISTILLERY」を運営する株式会社Connec.tは、地方創生支援を目的としており、「地域経営でふるさとを作る、増やす」という理念を掲げています。この会社は、地域の持続可能性を高めるために、企業と地域住民をつなげる取り組みを行っています。
まとめ
渋谷区広尾の「COYORI」は、地域の魅力を再発見できるだけでなく、サステナブルな食文化を楽しめる場でもあります。アップサイクルされた素材を使った料理や特製ジン「YORI」を心ゆくまで味わいながら、地域の新たな出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。公式のInstagramでも最新情報を随時発信していますので、ぜひチェックしてみてください。