生活費を切り詰めるシニア
2026-02-18 22:20:19

インフレと医療費負担増、52%のシニアが生活費を切り詰める現状

近年、物価上昇が私たちの暮らしにさまざまな影響を及ぼしている中で、特に高齢者層における医療費の負担が注目されています。株式会社モニクルフィナンシャルが行った調査によれば、70歳以上で過去3年以内に医療や介護を受けた500名の中で、33.4%が「物価高により医療費負担が以前よりも重く感じる」と回答しました。最近のインフレの影響は医療費にも及んでおり、特にシニア世代はその影響を強く受けていることがわかります。

調査の結果、物価高による医療費負担の増加を感じている層の52.6%が、生活費(食費や光熱費)を切り詰めて医療費を捻出しているという結果が浮き彫りになりました。これは日常生活の中で、安易に節約できる部分から医療費に回していることを示しており、深刻な状況であると言えます。特に、少しの体調不良であれば医療機関を受診せずに市販薬や自然治癒で済ませる選択をする人が多く、こうした行動が結果的に健康を悪化させる危険性もはらんでいます。

また、インフレによってふくらむ予想外の出費として一番多く挙げられたのは、入院中に必要な生活雑貨(43.2%)です。これに続くのは自己負担の食事代(29.5%)で、こうした制度外の出費が高齢者層の生活に大きな打撃を与えていることがわかります。高額療養費制度によって医療費そのものは抑えられても、生活雑貨や食事といった「見えない出費」が高齢者の家計を圧迫している実態が明らかになりました。

さらに、医療保険の加入状況について調査を行ったところ、余裕層もインフレ負担層も半数以上が何らかの生命保険に加入していることが分かりました。ただ、安心している層は余裕層の33.5%に対し、インフレ負担層ではわずか9.5%に過ぎず、医療費への不安が際立っています。特にインフレ負担層の人々は、「古い保険なので今の医療実態に合うか不安」と感じており、適切な保障が受けられているかどうかに疑念を抱いていることが示されています。

こうした現状に鑑みると、インフレ時代においては、医療保険の見直しがますます重要になってきていることが理解できます。高齢者の医療費に対する負担が重くのしかかる中、生活費を切り詰める選択を強いられることがあってはなりません。今後の生活設計を考える上で、現役世代のうちに医療保険の検討や見直しを行うことが必要です。これにより、将来の生活において「こんなはずじゃなかった」と後悔することがないように備えることができるはずです。これは高齢者が安心して暮らし、希望する治療や療養環境を維持するために、欠かせないプロセスと言えるでしょう。

◆調査概要
調査名:高齢者の医療費負担と資産防衛に関するアンケート
調査主体:株式会社モニクルフィナンシャル
調査対象:過去3年以内に医療を受けた70歳以上の男女500名
調査期間:2026年1月9日から2026年1月15日
調査方法:クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査

インフレとそれに伴う生活費の切り詰めが、多くのシニアを悩ませています。今後もこの問題に向き合っていくことが、持続可能な社会づくりに寄与する一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社モニクルフィナンシャル
住所
東京都千代田区一番町21番地一番町東急ビル7階
電話番号
03-6868-8637

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