アドバンテックが発表した新エッジAIプラットフォーム
2023年4月16日、アドバンテック株式会社(本社:東京都台東区)は、NVIDIA® Jetson Thor™を搭載した新たなエッジAIプラットフォーム「MIC‑AIシリーズ」を披露しました。これは、エージェント型AIとフィジカルAIの進化を背景にしたもので、NVIDIA GTC 2026での最新のトレンドを受けての発表となります。
エッジAIの最新潮流に即したプラットフォーム
アドバンテックは、MIC‑743、MIC‑742、MIC‑741のエッジAIプラットフォームを用意し、さらにMIB‑741、MIB‑742のAI推論ボードも展開しています。これらはすべてNVIDIA® Jetson T4000™およびJetson T5000™モジュールに完全対応しており、エッジでのAI機能を強化しています。
Jetson T5000シリーズはすでに量産段階にあり、T4000シリーズも2023年4月下旬に生産を開始する予定です。この新技術により、AIの機能がクラウドからエッジへとスムーズに拡張され、自動化されたエージェント型AIシステムの実装が可能になります。
自律的な判断と生産の最適化
NVIDIA® Jetson Thor™に搭載されたOpenClawおよびNemotron 3の組み合わせにより、エージェント型AIはモデルの実行だけではなく、実際の業務に即したエッジの自律システムとしての機能を果たすようになっています。これにより、標準作業手順(SOP)や在庫状況、保守履歴などを自動的に参照しながら、生産工程の見直しや部品の在庫不足の検知、発注業務までの一連の流れが効率化されます。
高性能を支える技術
アドバンテックの新しいエッジAIプラットフォームは、最大2070 FP4 TFLOPSのAI計算能力を持ち、開発用ボードでも1200 FP4 TFLOPSを実現しています。これにより、実運用を見据えたエージェント型AIの導入とともに、高帯域センサとの連携も実現可能に。リアルタイムでの認識やマルチセンサ処理が行えるため、低遅延での意思決定が促進されます。
エッジインテリジェンスとフィジカルAIへの道
アドバンテックは、NVIDIAとの協業を通じて、Jetson Thor上のNemoClawにOpenClaw、Nemotron 3を組み合わせ、AIをより現実の操作環境に適応した形で進化させています。これにより、フィジカルAIがモデルベースから実務ベースのモデルへと進化し、革新的な技術として市場での実用化が進むことでしょう。今後もスマート製造や自動検査など、幅広い産業分野におけるエージェント型AIの導入が期待されています。
アドバンテックは、技術革新を通じて「Enable an Intelligent Planet」をビジョンに掲げ、AI×IoT分野での社会課題の解決に取り組むことを目指しています。