Tayoriが権限管理機能を新たに導入
株式会社PR TIMESが運営するカスタマーサポートツール「Tayori」では、2025年9月3日にエンタープライズプラン向けに新たに権限機能を提供開始しました。この機能により、複数のチームでTayoriを安全かつ効率的に活用することが可能になります。
権限機能の背景とは?
Tayoriは2015年にサービスを開始。ITに不慣れなユーザーでも扱いやすく、豊富な機能を低コストで利用できることから、現在では7万件以上のアカウントにご利用いただいています。近年の調査結果によると、カスタマーサポートでのITサービス導入において、ユーザー教育やコスト負担が主要な課題として浮かび上がっています。
コロナ禍によりデジタル化が進む中、社内ツールの増加は便利さをもたらした一方で、運用の複雑化を招き、十分な活用が困難になるケースも見受けられます。そこで、Tayoriは2023年から「エンタープライズプラン」を提供開始しました。このプランは大規模にデジタルツールを導入し、複数の部門での利用を見込んでいます。
利用シーンに応じた権限管理
新たに導入された権限機能では、企業がどのようにTayoriを利用するかに応じて、役割ごとに異なる権限を設定できます。たとえば、カスタマーサポート部では、問い合わせ対応業務を外部の派遣社員に任せる場合、誤って情報を削除されるリスクを防ぐことが可能です。また、人事部とカスタマーサポート部間で情報を切り分け、必要な情報のみを共有することでプライバシーを保護します。さらには、多拠点利用のシーンでも、各拠点で異なる情報へのアクセスを制限できるため、安全性が向上します。
権限の詳細と分類
権限は「オーナー」「マネージャー」「メンバー」の3つに分類され、それぞれ異なる機能にアクセスできます。
- - オーナー: 全機能にアクセスでき、各機能の責任者を設定できます。
- - マネージャー: 自らが担当する機能において操作・編集が可能で、チームメンバーの役割を管理します。
- - メンバー: 限定的な権限のもと、自分がアサインされた機能のみを操作できます。
この新機能により、各企業は効率的な運用が可能になると同時に、セキュリティ面でも安心感が得られます。
Tayoriの理念
Tayoriは「PR TIMES」のカスタマーサポートチームから生まれたサービス。10周年を迎える中、企業が新たな事業や情報を伝えるための支援を行っています。これからも、ユーザーのニーズに寄り添い、便利で役立つ機能を提供し続けることで、『いい関係』を築いていきます。私たちの目指すのは、単なるツールではなく、企業の成長を支えるパートナーとなることです。
Tayori担当者からのメッセージ
Tayoriの事業部長である竹内一浩氏は、「多くのお客様からいただいた『社内でTayoriを広く活用したい』という声に応え、権限管理機能を発表できたことを嬉しく思います。これを通じて、各社の生産性向上に貢献し、さらなる関係構築を目指していきます」と述べています。今後の機能更新やサービス展開にも期待が高まります。
会社情報
企業名: 株式会社PR TIMES
設立: 2005年12月
所在地: 東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ8F
代表: 山口拓己
証券コード: 3922
URL:
PR TIMES