虎ノ門に丁子屋オープン
2020-02-09 14:13:55

老舗呉服店丁子屋、虎ノ門ビジネスタワーに移転オープン!

老舗呉服店丁子屋が虎ノ門ビジネスタワーに新たな一歩を



江戸時代から続く歴史ある呉服店丁子屋が、虎ノ門ビジネスタワーへの移転を果たし、新たなスタートを切りました。この老舗は創業以来、近江商人の哲学「三方よし」に基づき、着物文化を通じて職人や庶民との関係を深めてきました。

丁子屋の得意とする「紬」は、日本人の「モッタイナイ精神」から生まれたため、普段着としての重要な位置を占めています。新作として登場した「ちょうじつむぎ」は、モダンで上品なデザインが特徴で、コンサートやカフェでも使える光沢のある質感を持っています。

不振が続く呉服業界ですが、丁子屋は常に変わり続けることに力を入れています。たとえば、1枚で2通り着用できる「リバーシブル帯」や、オノ・ヨーコさんがイギリス留学時に使用していた「つぼ折れコート」など、多様な商品展開が行われています。また、自分の好きな布を帯にするオリジナルサービスや、職人と協力して生み出した絞り帯などもあり、顧客目線のサービスを推進しています。

着付け教室や職人の工房見学、懐古布のレンタルなども早くから実施しており、これらの取組は日本の伝統文化に触れたい人々を増やす一助となることを目指しています。丁子屋は、「ちょうじつむぎ」をさらに進化させ、特に30代から40代の女性に向けて「心色と、生きていく。」というメッセージを込めた新しいコンセプトを展開しています。

和の色彩は、その人の心情を優しく表現するものであり、その多様性は西洋とは異なる独特さがあります。自然の色合いを大切にし、職人が手掛ける和の色は、訪れる人々の心の琴線に触れると考えています。

また、クールジャパンの潮流に乗るかたちで、若い世代からシニア層まで、再び着物に目を向ける人々が増えています。2020年の東京オリンピックを念頭に、外国人はもちろん、若い世代にも日本の文化を伝えていくことが重要です。男性用着物の拡充も進めており、日常をより豊かにする提案を続けています。

丁子屋が取り扱う商品は、オリジナルの「ちょうじつむぎ」をはじめ、結城紬や大島紬、塩沢紬、江戸小紋、色無地など多彩です。特に江戸小紋は絶滅の危機にある伝統工芸であり、一枚持っているだけでも便利です。

丁子屋について



丁子屋は、寛政十年(1798年)に滋賀県で創業し、明治35年(1902年)には虎ノ門に呉服店を開設しました。豊富な商品ラインナップを揃え、日本の着物文化を広める使命を持って営業を続けています。顧客の個性を引き出すコーディネートや、染色・織技術を駆使した職人作品は、着物愛好家たちから高く評価されています。

また、着物のレンタルサービスや、和のお稽古(和裁や三味線など)を通じても、この文化を継承し、次世代に伝えていく努力を続けています。

今後も丁子屋は、和の良さを多くの人に伝え、日常生活をより豊かにするためのトライアルを重ねていくことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社丁子屋
住所
東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー1階
電話番号
03-3591-0529

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