沖縄で新しい介護予防プログラムが始まる
介護リハビリテック企業の株式会社Rehab for JAPANは、沖縄県内の自治体と協力し、新たな介護予防プログラム「Rehab Studio」を2025年4月から展開することを発表しました。この取り組みは、沖縄県が主催する「OKINAWA Co-Creation Lab.2024」の実施を受けて始まります。
沖縄県の高齢化問題
沖縄県は近年、急速な高齢化が進行しており、2040年には後期高齢者が全国で最も多くなると予測されています。また、沖縄県の健康寿命は男性が全国45位、女性が46位と最低水準です。その要因として、食文化の影響や自動車利用率の高さ、離島部の医療・介護の人材不足が挙げられます。これにより自治体が提供する介護予防サービスへのアクセスが難しい方々が多くいます。
Rehab Studioの概要
「Rehab Studio」はオンラインで提供されるリハビリサービスで、高齢者が自宅にいながらも運動習慣を継続できることを目的にしています。参加者はリハビリ専門職とのコミュニケーションを通じて運動や体操に取り組むことができ、AIによる身体機能評価も行われます。これにより、移動手段に問題がある高齢者でもサービスへのアクセスが可能になります。
2024年度には、実証実験が実施され、高齢者からも「自宅で運動できて嬉しい」といったポジティブなフィードバックが寄せられました。また、自治体の職員からも、有効なフォローアップの仕組みとして期待の声があがっています。
新たな取り組みの内容
2025年4月からは、県内の自治体と協働し、以下のようなサービスを提供します。
1. 自宅での運動習慣のフォローアップ
2. 公民館での自主活動のサポート
3. 通所型サービス終了後のフォローアップ
各自治体のニーズに応じ、フレキシブルなサービス提供を行い、沖縄県の介護予防に貢献していきます。さらに、この取り組みを通じて、沖縄の成功例を基に全国に普及を図る予定です。
株式会社Rehab for JAPANのビジョン
私たちの企業は「介護に関わるすべての人に夢と感動を」というビジョンを持ち、高齢者の健康的な長寿を実現することを目指しています。科学に裏打ちされた介護を通じて、多くの人々のQOL(生活の質)を向上させることに挑戦しています。あらゆる高齢者が快適で幸せな生活を送れるよう、今後も技術とサービスの革新に力を入れていきます。
詳しい情報は以下のサイトをご覧ください。
私たちは沖縄の地から新たな介護予防プログラムを通じて、健康で活力ある社会を実現していきます。