SCSKとAllganize Japanの新たな提携
SCSK株式会社(東京都江東区)とAllganize Japan株式会社(東京都渋谷区)は、生成AIを企業の業務に本格導入するための協業を開始しました。これにより、両社は「Alli LLM App Market」という新しいプラットフォームを展開し、100以上の生成AIアプリやAIエージェントを提供します。これにより、専門知識がない業務部門でも簡単にAIを活用できる環境を整え、業務プロセスの効率化を進めます。
協業の背景
近年、AI技術は急速に進化していますが、企業の多くはその導入に課題を抱えています。特に、AIモデルの選定や具体的な業務適用のイメージがわかないという声が多く聞かれます。SCSKはこの問題を解消するため、No-Codeビルダーを用いたソリューションを提案し、専門知識や開発スキルが不要で業務特化のAIエージェントを作成できるサービスを開始することにしました。
「Alli LLM App Market」の特徴
1. 即日導入可能な業務特化AI
「Alli LLM App Market」では、あらかじめ用意された100以上のアプリの中から、自社の課題に合ったものを選ぶだけで、すぐにAIを業務に活用できます。例えば、契約書のレビューやマーケティング資料の作成、社内情報の自動生成など、具体的な業務に特化したアプリが揃っています。
2. 既存システムとの柔軟な連携
このプラットフォームは、既に使用している基幹システム(SFAやCRMなど)や独自のデータベースと容易に連携できる点が特徴です。また、お客様のセキュリティポリシーに応じた構築が可能で、SaaS環境やプライベートクラウド、オンプレミス環境での導入にも対応しています。
3. 簡単に育てられるAI
SCSKのノーコードビルダーを使用することで、導入後も業務の変化に応じてAIを柔軟に調整することが可能です。これにより、企業は自身のニーズに応じたカスタマイズが行なえるため、競争力の向上が期待できます。
今後の展望
SCSKは、この新たなプラットフォームを活用して企業のDXを加速させ、生成AI技術をより多くの企業に取り入れてもらうための最適なソリューションを提供していく方針です。また、SCSKの「NebulaShift ai」をサポートするツールとして「Alli LLM App Market」をプロモートし、企業の成長を強力に支援することを目指します。
Allganize Japanからのコメント
Allganize Japan株式会社の代表取締役CEO、佐藤康雄氏は「SCSK様との提携により、より多くの企業に生成AIソリューションを提供し、業務の革新を進められることを期待しています」と述べています。両社の協業を通じて、業務の生産性向上と新たな価値創出に貢献することが目指されています。
結論
この協業によって、企業が生成AI技術を効果的に導入し、業務の効率化を実現する新しいステージが幕を開けるといえるでしょう。SCSKとAllganize Japanの取り組みが、今後どのようにビジネスの現場に変革をもたらすのか、期待が高まります。