2025年の賃貸住宅フェアでのカイクラの存在感
2025年9月17日と18日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「賃貸住宅フェア2025」では、コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を展開する株式会社シンカが出展しました。このイベントでは、賃貸住宅業界における電話業務の重要性が改めて浮き彫りになり、多くの関係者がシンカのブースを訪れ、関心を抱いていました。
特に注目を集めたのは、仙台商圏で3拠点、管理戸数14,600戸を誇る株式会社山一地所の渡部洋平社長による特別セミナーです。彼は業界が直面している「情報の属人化」や「応対品質のばらつき」、「クレームの増加」といった課題に対し、カイクラを通じて電話業務を「貴重な資産」に変革する手法を紹介しました。
カイクラの導入による具体的な成果
山一地所がカイクラを導入したことによって得られた成果は、特に明確でした。以下の3つの効果が挙げられます。
1. 年間600時間の業務効率化
電話の取次ぎや折り返し対応に要していた時間を可視化。電話記録と履歴参照機能を活用することで、年間約600時間の業務を削減しました。これにより、業務の質が向上し、より付加価値の高い業務にリソースを再投資できるようになりました。
2. 約200万円のコスト削減
業務削減が人件費に換算されることで、年間200万円相当のコスト削減が実現されました。この浮いたリソースを営業や顧客フォローといった重要な業務に振り分けることが可能に。
3. クレーム対応の円滑化
通話内容の自動録音が実現したため、「言った・言わない」のトラブルが解消され、上司が客観的に確認できる環境が整いました。これにより、従業員の心理的負担も軽減され、より適切な顧客対応が可能になりました。
渡部社長は、2019年の働き方改革以降、業界内での時間外労働問題にも触れ、「従業員の努力だけでは限界がある。仕組みを整える必要がある」と述べています。また、録音がもたらす安心感の重要性も強調しました。
展示ブースでの反響
会場には立ち見も含め約60名が集まり、賃貸住宅業界における電話対応の改善に対する関心の高さが伝わってきました。特に、カイクラのCTI機能や通話録音、AIを活用した要約・テキスト化機能に対する期待が高まりました。
来場者からは、「電話が鳴った瞬間に顧客情報が確認できるのは非常に助かる」といった声が寄せられ、様々な企業から具体的な導入相談も寄せられました。
カイクラが不動産業界で選ばれる理由
カイクラが不動産仲介・管理業界で評価される理由は、顧客満足度(CS)と従業員満足度(ES)を同時に向上させるシステムとしての特長にあります。特に、CTI機能やAIによる要約・テキスト化機能が「コミュニケーションの資産化」に貢献し、業務改善を後押ししています。
企業の目指すコミュニケーションの未来
代表の江尻高宏は、電話業務の効率化とその品質維持の重要性を訴え、顧客接点データの活用を通じて組織の資産化を進めています。カイクラは、電話業務を単なる記録として扱うのではなく、組織全体の貴重な資産として活用することが未来のビジネスモデルに重要であると考えています。
山一地所の渡部社長も、カイクラを通じて顧客との信頼関係を深め、地域の発展に貢献することへの期待を述べています。
結論
カイクラが賃貸住宅業界にもたらす影響は計り知れません。今後も電話業務の「資産化」が進むことで、より高品質なサービスの提供が実現するでしょう。カイクラの公式サイトではさらに多くの情報が公開されているので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。