セレンディップ・ホールディングスがインドで合弁会社設立へ踏み出す

セレンディップ・ホールディングスがインドで合弁会社設立へ踏み出す



名古屋市に本社を置くセレンディップ・ホールディングス株式会社は、自社のグループ会社である三井屋工業と、インドのNTF India Private Limitedとの間で合弁契約を締結したことを発表しました。この契約は、自動車用内装・外装部品の開発及び販売を目的としています。

設立の背景



セレンディップ・ホールディングスは今後の成長戦略として「セレンディップ・チャレンジ500」と名付けた中期経営計画を策定し、2030年までに連結売上高500億円を目指しています。この戦略の一環として、海外市場への本格的な進出を掲げています。

合弁契約の締結は、インド市場への進出を進めるための重要なステップとして位置づけられており、三井屋工業が持つ高度な技術力と、NTFの生産品質管理のノウハウを融合させることが見込まれています。インドでは自動車の生産が増加する傾向にあり、同市場での成長が期待されています。

合弁会社の全貌



新たに設立される合弁会社は、仮称として「MINT Mobility Works India Pvt.Ltd」と名付けられ、代表には三井屋工業の執行役員である竹内理孝氏が就任します。この会社では、ホイールハウスライナーやトランクトリムなどの自動車用部品を開発・販売し、部品の輸出入も行う予定です。

設立は2026年3月期中を予定しており、資本金は約4000万円です。三井屋工業が51%の株を保有し、NTFが49%を取得します。これにより、双方のパートナーシップが強化され、インド市場での競争力向上につながることを期待されています。

合弁相手のNTF India



NTF India Private Limitedは、Naveen Jain氏が代表を務める企業で、長年にわたり自動車市場における生産品質管理の分野で経験を積んできました。この合弁契約により、NTFが持つ市場での地位とノウハウが三井屋工業の技術と結びつくことで、より高い競争力をもつ製品が生み出されることが望まれています。

今後の展望



合弁会社の設立による2026年3月期の連結業績への影響は軽微であると予想されていますが、今後の業績に大きな影響が出る可能性があれば、速やかに情報を提供する意向が示されています。両社の連携により、インド市場での自動車部品事業が拡大し、事業の成長が期待されています。

この合弁契約は、セレンディップ・ホールディングスが掲げる革新的な成長戦略の重要な部分を担うものであり、今後もインド市場での成長が楽しみです。

会社情報

会社名
セレンディップ・ホールディングス株式会社
住所
愛知県名古屋市中区錦1-5-11名古屋伊藤忠ビル
電話番号
052-222-5306

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。