ペコリーノ・ロマーノDOP:イタリアの伝統が日本人の食卓を魅了する
「驚異」プロジェクトとは、ペコリーノ・ロマーノDOPチーズ保護協会が、アジア市場における認知度向上を目指して立ち上げた、欧州連合からの資金提供による3年間のプロジェクトです。日本における「驚異」プロジェクトでは、この上質なチーズの魅力を日本の消費者に伝え、ヨーロッパの農産物の素晴らしさを広く知ってもらうことを目的としています。
ペコリーノ・ロマーノDOPは、サルデーニャ州、ラツィオ州、グロッセート県など、特定の地域で生産される羊乳で作られるハードチーズです。塩味が効いていて、旨味も豊か。すりおろすと濃厚な味わいが楽しめます。その独特の風味は、伝統的なイタリア料理に欠かせない存在です。カルボナーラ、アマトリチャーナ、カチョ・エ・ペペ、グリーチャなど、様々なイタリア料理に使われてきました。
日本人シェフがアレンジした斬新なレシピ
「驚異」プロジェクトでは、ペコリーノ・ロマーノDOPの魅力を最大限に引き出す、新しいレシピの開発にも力を入れています。神戸出身でイタリアで活躍する中井昂児シェフは、伝統的なイタリア料理の原点を踏まえつつ、日本人の好みに合わせたアレンジを加えた、独創的なレシピを生み出しました。
中井シェフが考案したレシピの中でも、特に注目を集めているのが「和風カルボナーラ」です。明太子とペコリーノ・ロマーノDOPを組み合わせることで、和のテイストをプラス。生クリームとバターのコクが、ペコリーノ・ロマーノDOPの塩味と明太子の辛味を調和させて、奥深い味わいを生み出しています。
ペコリーノ・ロマーノDOP:新たな食文化への挑戦
「驚異」プロジェクトは、単にチーズの販売を促進するだけでなく、日本の食文化に新たな風を吹き込むことを目指しています。ペコリーノ・ロマーノDOPは、その豊かな風味と歴史、そして現代的な魅力を兼ね備えたチーズです。日本の食卓に新しい選択肢を提供し、食文化をさらに豊かにする可能性を秘めていると言えるでしょう。
和風カルボナーラレシピ
材料
明太子:1本
ペコリーノ・ロマーノDOP:20g
グアンチャーレ(もしくはパンチェッタ):適量
生クリーム:10ml
バター:5g
生パスタ(タリオリーニ):60g
* こしょう:適量
手順
1. 明太子、ペコリーノ・ロマーノDOP、生クリームをボウルに入れて混ぜ合わせ、カルボナーラのソースを作っておきます。
2. フライパンでグアンチャーレを炒めます。グアンチャーレがカリカリになったら取り出し、そのフライパンに、パスタの茹で汁とバターを加えます。
3. パスタを投入し、カルボナーラのソースを絡めて、お皿に盛り付けます。仕上げにグアンチャーレを飾り付けして完成です。