電通グループ、経団連のスタートアップフレンドリースコアリングでの好成績
2023年5月、電通グループは一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)が主催する「第3回スタートアップフレンドリースコアリング」で、2年連続で2位に選ばれました。このスコアリングは、日本のスタートアップエコシステムを支援するために優れた企業を選出する目的で実施されており、国内の大企業111社が参加しました。
スタートアップフレンドリースコアリングとは
このスコアリングは、日本社会におけるイノベーションの創出を加速させることを狙いとし、各企業がどれだけスタートアップにフレンドリーであるかを評価しているものです。企業の行動変容を促進することで、スタートアップエコシステムの成長を目指しています。
評価の軸と電通グループの成績
電通グループは、スコアリングの3つの評価軸である「リソース提供」、「事業・人材の取込み」、「事業・人材の輩出」のすべてにおいて高い評価を得ました。特に「事業・人材の取込み」では最高ランクであるAランクを獲得しており、昨年の得点を超える好成績を収めています。これにより、電通はスタートアップとの連携を強化し、事業成長を実現する意気込みを示しました。
今後の取り組み
電通グループは今後もスタートアップとの協力を一層深め、両者がともに成長するための基盤を築いていく意向を表明しています。特に「B2B2S(Business to Business to Society)」の考え方を基に、社会課題の解決にも努めていきます。このアプローチは、ビジネスを通じて社会貢献を果たすもので、スタートアップとの共創を重視した新たな転換期を迎えていると言えます。
スタートアップとの連携組織
電通グループ内でのスタートアップ向け支援組織も充実しており、以下の3つの主要な支援体制が存在します。
1.
スタートアップグロースパートナーズ
スタートアップの中長期的な成長をサポートする社内組織です。特に事業開発の支援に力を入れています。
スタートアップグロースパートナーズ
2.
電通ベンチャーズ
スタートアップへの出資と伴走型支援を行うコーポレート・ベンチャー・キャピタルで、資金の提供だけでなく、経営資源の活用もサポートします。
電通ベンチャーズ
3.
電通イノベーションイニシアティブ
スタートアップと共創して新しい事業基盤を開発するためのR&D組織です。
電通イノベーションイニシアティブ
これらの組織が連携し、イノベーションを推進することで日本のスタートアップを支える重要な役割を果たしています。
まとめ
電通グループの活躍は、単なるビジネスの成果だけでなく、日本全体のエコシステムの成長にも寄与しています。スタートアップの成長は企業にとっても重要な要素であり、その支援は将来的なビジネスの発展に直結するでしょう。今後の取り組みにも大いに期待がかかります。