一般財団法人 日本GAP協会は、株式会社セブン&アイ・ホールディングスの賛同を得て、2024年10月19日・20日にイトーヨーカドー木場店、11月2日・3日にイトーヨーカドー国領店で、持続可能な農業に貢献する取り組みであるJGAP認証を広く知ってもらうための店頭イベントを開催しました。
このイベントは、株式会社セブン&アイ・ホールディングスの「秋の環境月間」の一環として、また11月14日の「GAPとSDGs農業の日」の告知も兼ねて開催されました。「JGAPマークを探そうチャレンジ!」と題し、来店客に店内でJGAPマークのついた商品を探していただき、その商品を見つけた方にはJGAP認証たまごとえのきたけをプレゼントしました。
4日間で計800組のお客様にご参加いただき、食品安全や環境保全に配慮したJGAP認証農畜産物の特徴を知っていただきました。参加者からは「JGAPを知り、環境に配慮し真剣に農業に取り組む生産者を応援したい。」「食材の安全性だけでなく、家畜の飼育環境や働く方々の労働環境、人権など、生産の背景も重要だと感じた。」との声が寄せられ、持続可能な農業に対する意識の高まりを感じるイベントとなりました。
日本GAP協会は、今後も持続可能な農業と消費者の安心・安全を支えるJGAP認証の意義を多くの皆様に伝えてまいります。
GAPとは、Good Agricultural Practicesの頭文字を取ったものであり、農畜産物を生産するうえで生産者が守るべき取り組みのことを指し、「良い農業の取り組み」と訳されます。日本GAP協会が運営するJGAPやASIAGAPは、食品安全、環境保全、労働安全、農場管理、人権の尊重、家畜衛生やアニマルウェルフェア(動物福祉)の取り組みを基礎とした農場の認証制度であり、持続可能な農業の実現、SDGs の推進に大きく貢献するものです。
農林水産省においてもGAPの推進を重要な政策課題としているところであり、多くの食品事業者から支持されるとともに、2025年の大阪・関西万博における調達基準にも採用されています。
日本で最も普及するGAP 認証制度であるJGAP を運営する日本GAP 協会は、GAP の認知度向上に向け、11 月14 日を「GAP とSDGs 農業の日」としました。この記念日を設定することにより、消費者、食品事業者、生産者にGAP の重要性と価値を知っていただくこと、記念日が様々なイベント等のきっかけとなることを期待しています。多くのGAP 関係者が共有できる財産として、記念日のある11 月をGAP とSDGs 農業を普及・推進する月間とし、GAP の認知度向上と普及に向けた様々な取り組みを積極的に盛り上げていきたいと考えております。