震災体験記の電子化
2024-09-01 17:09:55

震災のリアルを描いた漫画家の体験記が電子書籍化!

震災体験を漫画で描く──「令和6年能登半島地震体験記」の誕生



今年9月1日、石川県七尾市在住の漫画家・まえだ永吉の実録震災コミックエッセイ「令和6年能登半島地震体験記」が発売されました。この作品は、震災の恐怖に立ち向かいながら、私たちが日々忘れがちな防災の重要性を伝えるものとして注目を集めています。

題材の背景



作品は、2024年に起こった能登半島地震を軸に展開されます。この地震さえも、初詣を終え、穏やかに過ごしていた主人公に突如襲いかかるのです。「初詣のその後、安心して家でくつろいでいたのに、スマートフォンの警報音が鳴り響く」という導入から、緊迫感あふれる物語がスタートします。

内容の紹介



地震の発生とそれに続く大津波警報、そして家族が避難を試みるも、道路はひび割れ、極限の中での奮闘が描かれます。生活インフラの崩壊や水道の断水、余震による不安、このようなリアルな体験が、漫画という形で提供されています。

さらに、著者の弟が復旧作業に従事する様子や、被災地での犯罪、日常生活の苦悩など、さまざまな視点から震災を捉えています。特に印象的なのは、弟が見た奥能登の被災状況を伝えるエピソードで、リアルな復旧活動の様子が描かれています。

防災知識の強化



また、この作品はただの体験記に留まらず、防災のアドバイスや参考情報も含まれています。監修を務めるのは、YouTubeチャンネル「死なない防災!そなえるTV」の高荷智也さん。彼の知識と経験が反映されており、読者にとっては大変有益です。

目次



本書は全16の章から構成されており、以下のような内容が含まれています:
1. 穏やかな元日
2. 震災発生
3. 避難開始
4. 帰宅
5. 1月2日続く余震
6. 被災地を狙う犯罪
7. 1月3日水の確保
8. 復旧作業に向かった弟
9. 弟が見た奥能登の被災
10. 進まない復旧
11. 1月4日から6日風呂を求めて
12. メンタルブレイク
13. 両親から見た永吉
14. 1月中旬まで断水解消
15. 2月からの生活
16. 震災で考えたこと

結び



まえだ永吉氏は、震災の恐怖を体験したからこそ、前向きに防災を考えていくことの重要性を感じています。その姿勢が本書に見事に表現されており、多くの人がこのコミックエッセイを通じて、震災に対する意識を新たにすることを期待しています。視覚的にも訴えるこの作品は、ただの娯楽にとどまらず、未来を見据えた大切なメッセージを届けています。

ぜひこの機会に、電子書籍「令和6年能登半島地震体験記」を手に取り、震災を通じた教訓を学び、防災について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
住所
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号

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